カバーがついているのに換気口から雨漏り発生!?【原因と対策】

2021.8.22

雨漏りというと屋根や壁、サッシの周辺を気にされる方が多いかと思いますが、実は換気口も雨漏り発生ポイントとして注意が必要な箇所となります。

換気口(通気口)とは、室内の空気を換気するために壁面または天井に設けられた空気の取り入れ口です。

高断熱・高気密の家が普及したことによってシックハウス問題が急増したことで2003年に建築基準法が改正され、原則としてすべての居室空間に常時換気可能な設備を設けることが義務づけられました。

換気口は外壁に穴をあけることになりますので、当然雨対策が必須となります。

通常はベントキャップ(フード付きのカバー)を設置し、雨水が室内に入り込まないようにするのですが、カバーのついていない丸型タイプの換気口の場合、横風の強い雨の日には換気口から雨水が侵入してしまうことがあります。

そのため、換気口にカバーが付いていない場合は雨避けのベントキャップを設置することが有効です。

また、換気口をベントキャップに変更する際、換気口を変更するだけでなくダクト内に設置された配管(蛇腹)の状態もしっかり確認しておきましょう。

蛇腹が室内側へ下勾配で設置されていると、雨水が侵入してしまった際に蛇腹に沿って雨水が侵入してしまう恐れがあります。

蛇腹が室内側へ上勾配で設置されている状態であれば、雨水が侵入したとしても雨水は外に排出されますので、補修を行う際は換気口だけでなく蛇腹の状態もチェックし、必要であれば蛇腹も取り換えましょう。

換気口から雨漏りした原因とは?

先日、ベントキャップが付いている建物で雨漏りが発生し、換気口を一時的に養生テープで塞いだものの、それでも雨漏りがおさまらなかったというケースがありました。

雨漏りの原因は換気口そのものではなく、換気口周辺のコーキングの甘さが原因でした。

また、コーキングの寿命は約10年程度ですので経年劣化によってひび割れや破断が生じ、雨漏りの原因となってしまったケースもあります。

サイディング仕上げの外壁の場合、内側に透湿防水シートが二次防水として備えられていますが、ALC・コンクリートの場合、換気口と壁の取り合いはコーキングが雨水の侵入を防いでいるといっても過言ではありませんので、コーキングの役割はとても重要です。

雨漏りを防ぐために換気口を塞ぐのは有効?

換気口からの雨漏りを防ぐために換気口を塞ぎたいとお考えの方もいるかもしれませんが、換気口を長期間塞いでしまうと結露リスクを高めてしまう恐れがありますので、安易に塞ぐことはおすすめできません。

とくに小屋裏に設置されている換気口を塞いでしまうと、結露によって野地板を腐らせてしまう恐れもあります。

換気口の雨漏りを調査する方法

目視調査

換気口の雨漏り調査をご自身で行う場合、目視で調査を行います。

ただ見るだけ、と思われるかもしれませんが大きな地震があった後などは、コーキングの破断が起きていないか、換気口周辺の外壁にヒビが入っていないかなど定期的にチェックすることはとても大切です。

散水調査

雨漏りしていると思われる箇所に散水して原因を突き止める散水調査も有効ではありますが、雨漏り発生箇所を突き止めるのはプロでも難しく、闇雲に散水した結果、水漏れ被害を発生させてしまう恐れもありますので注意が必要です。

換気口からの雨漏り まとめ

これから台風のシーズンに突入します。

今までに体験したことのない大雨や台風が発生する可能性もありますので、いまのうちに換気口周りをチェック・補修しておくことで、雨漏り被害を未然に防ぐことができます。

もっとしっかりチェックをしたいという方はまずは弊社までご相談ください。

雨漏りの専門の技術者(ビルディングドクター、防水技能士など)が建物の隅々まで調べて原因を調査、修理の対応をいたします。