COLUMN 建物トラブル解決コラム

2021.2.27

窓枠・サッシから雨漏りしてしまった場合の修理方法【原因と対策】

雨漏り、防水、シーリング

台風や大雨のたびに窓枠・サッシから雨漏りして困っているという方はいませんか?

窓枠・サッシからの雨漏りというと、隙間からちょっと入っただけだから拭けば大丈夫と思われている方も多いかと思います。

しかし、雨漏りが発生しているという状況は、建物内部にも水が侵入している可能性があります。

そのまま放置してしまうと木部や金属部が腐食し建物の寿命を著しく縮めてしまう恐れがある他、シロアリが発生してしまった場合は建物が倒壊する危険性もでてきます。

被害が拡大してしまうと大規模な修繕工事が必要になってしまうこともありますので、窓枠・サッシからの雨漏りを発見した際は早急に対処することが大切です。

窓枠・サッシから雨漏りしてしまう原因

 窓枠・サッシから雨漏りしてしまう原因として以下の要因が考えられます。

シーリングの劣化

シーリングとは壁に窓枠・サッシをはめ込む際にできる隙間を埋めるゴム状の建材です。

シーリングは紫外線に弱く5~10年程経つと剥がれてきたり、ひび割れや肉痩せなどといった劣化症状が現れてきます。

劣化したシーリングを放置していると、ひび割れなどの隙間からどんどん雨水が建物内部へ侵入し、雨漏りの原因となってしまいます。

窓枠・サッシ廻りのシーリングの劣化が原因で雨漏りしていた場合、シーリングの打ち直しで対処できるようであれば15万円前後で修理可能です。

また部分的な補修で済むようであれば3万円前後で修理できる場合もあります。

今はまだ雨漏りの被害は出ていないという方も、建物を建ててから5年以上経過している、前回の塗り替えから10年以上経過しているという場合は、一度住宅診断をお受けになってみることをおすすめします。

外壁のひび割れ

大きな地震などによって外壁に強い衝撃が加わると外壁にひび割れが生じることがあります。

外壁塗装の塗膜面だけが細くひび割れている(ヘアクラック)であれば雨漏りの危険性はさほど高くありません。

しかし、ひび割れ幅が0.3mm以上、深さが5mm以上のひび割れ(構造クラック)がみられる場合は、その隙間からどんどん雨水が侵入してしまう恐れがあります。

すぐに専門の業者にご相談ください。

なお、外壁塗装の塗膜もシーリング同様に経年劣化してしまうため、年月が経つほど防水性が下がってしまいます。

10年経ったらすぐに雨漏りしてしまうというわけではありませんが、防水性が落ちている状態に変わりありませんので、定期的な塗り替えを行うことも大切です。

窓枠・サッシから雨漏りした場合の対策

窓枠・サッシから雨漏りした場合、極力早めに専門の業者にみてもらうことをおすすめしますが、なかなか都合がつかないということもあるかと思います。

応急処置としての対策法になりますが、まずは雑巾などで水分をきっちり吸い取ってください。

濡れたカーテンなどをそのままにしておくとカビが発生してしまいますので、カーテンなどは一度外してしまいましょう。

雨漏りの被害が大きい場合は吸水シートを使うのもおすすめです。

台風や大雨が予想される際は雨戸を閉めるのも効果的です。

なお、ホームセンターなどで売っているシーリングガンで、窓枠・サッシと外壁の隙間を埋めてしまおうと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらはおすすめできません。

誤った技術で施工してしまうと、雨水の逃げ道を塞いでしまうことで状況を悪化させてしまう恐れがあります。

また、外壁塗装の際に行うシーリングの撤去に時間を取られてしまうことで工事費が高くなってしまう恐れもあります。

窓枠・サッシから雨漏りした場合の修理方法

窓枠・サッシから雨漏りした場合、専門の業者にご相談いただくのが確実です。

一見、窓枠・サッシから雨漏りしているように見えても、雨水の侵入口は実は他の箇所であったり、複数箇所から雨漏りしていることもあります。

そのため、雨漏りの原因箇所を特定するのには雨漏りや建物についての専門知識が必要不可欠なのです。

雨漏りは放っておくと大きな被害に繋がる恐れがありますので、なるべく早い段階で修繕をご依頼されることをおすすめします。

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