地震でひび割れが発生した場合の対処法とは?

2021.2.19

2021年2月13日、東北地方で震度6強を観測した地震は東日本大震災の余震でした。

まずは、このたびの地震によって被害を受けられた皆さまに対しまして、心よりお見舞い申し上げますと共に、皆さまの安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

今回の地震によって、壁にひび割れが生じてしまったという声を多数耳にしましたので、今回は地震でひび割れが発生した場合の対処法について解説していきたいと思います。

地震でひび割れが発生しやすい箇所と対処法

今回の地震で大きな被害はなかったけど本当に大丈夫…?

そうご不安になられている方もいらっしゃるかと思います。

ここでは、ひび割れが発生しやすい箇所と対処法を紹介させていただきますので、ご自身のお家は問題ないか、セルフ点検を行ってみてください。

 窓枠の周辺

 窓枠の周りは窓の開閉時の振動や、地震の揺れなどの負担がかかりやすいためひび割れが発生しやすい箇所です。

シーリング

建物の隙間を埋めたり建材同士を接着させるシーリングには、衝撃の緩衝材としての役割があります。

そのため、衝撃による損傷が大きいとひび割れを起こす可能性があり、経年劣化が起きている場合は緩衝材としての役目を果たすことができません。

したがって、建物に地震の衝撃をダイレクトに与えてしまう恐れもあります。

シーリングは10年前後で劣化してしまいます。

もしシーリング全体が黒ずんでいたり、ひび割れや肉痩せを起こしていたりしているという場合はシーリングが劣化しているサインです。

事前に対策をしておくことで、建物への被害を最小限に抑えることができますので、シーリングの劣化がみられる場合は早めに打ち直しをご検討ください。

壁の中心

開口部の少ない面など面積が広い壁面には、壁の中心から全体にかけてひび割れが発生しやすい箇所です。

とくに庇や軒の出が無い場合、雨風による表面劣化が蓄積されていることでひび割れが拡大してしまう可能性もあります。

ひび割れの状態が幅0.2mm以下の細さ(ヘアクラック)であれば緊急度はさほど高くありません。

地震直後は工事業者が込み合っていて予約が取りづらいということもあるかと思います。

その場合は一時的な応急処置で進行を遅らせることも可能です。

雨漏りが心配な場所にはガムテープを使ってひび割れから雨がしみこまないようにしましょう。

ただし粘着が強すぎるガムテープ(茶色)だと、テープ跡が残ったり、剥がす際に塗装ごと剥がれてしまったりする場合があります。

養生用テープ(ミドリ色)だと粘着が弱いので跡が残りづらいです。

ただし、これらの処置はあくまで応急処置なので、ひび割れの範囲が拡大してきた場合にはすぐに工事業者にみてもらってください。

ひび割れの状態が大きい(幅0.3mm以上のひび割れ、構造クラック)場合、至急工事業者に見てもらうことをおすすめします。

放っておくと隙間から雨水が侵入し、建物の劣化を著しく加速させてしまう恐れがあります。

シロアリが発生した場合は建物の倒壊を招く恐れもありますし、カビなどが発生した場合は人体に影響をもたらす可能性もあります。

地震によるひび割れの原因は耐震性に問題がある?

 築年数が長い家や、過去に被災経験のある家は耐震性が下がっている恐れがあります。

東日本大震災の時は大丈夫だったのに、今回の地震ではひび割れが生じてしまったという方もいらっしゃるかと思います。

それは、もしかしたら耐震性が原因かもしれません。

耐震性を調べるには専門家による耐震診断を受けることになります。

外壁や基礎のひび割れ、床下、天井裏などの状況から耐震性を調査してもらえます。

費用は10~30万円程度かかりますが、自治体によっては補助金がおりるところもあります。

また自治体によっては住宅耐震診断・建物無料相談会なども実施していることがありますので、各市町村HPや広報誌などご確認の上お問い合わせください。