外壁塗装のチョーキング現象とは?放置するリスクや落とし方は?

2020.1.16

外壁塗装が劣化して現れる症状のひとつに「チョーキング現象」があります。

「チョーキング現象」とは、外壁塗装の表面にチョークの粉のようなものが付着する現象をいいます。

比較的初期に現れる劣化症状ではあるため、それほどリスクが高い段階とはいえません。

とはいえ、放置するとどうなるのでしょうか?

また、効果的な落とし方とはどのような方法なのでしょうか?

そこで今回は、外壁塗装の劣化症状「チョーキング現象」とは具体的にどのような現象なのか、また放置するリスクや落とし方などについてご紹介したいと思います。

 

外壁塗装のチョーキング現象とは?

外壁塗装のチョーキング現象とは白亜化(はくあか)とも呼ばれる劣化症状のことです。

おもに表層部分に含まれている樹脂成分の劣化により、顔料成分が粉状になって表面化する現象になります。

 

外壁塗装のチョーキング現象は顔料が露出する劣化症状

外壁塗装に使用する塗料の成分には、以下の通り大きく4つあります。

  • ・合成樹脂
  • ・顔料
  • ・添加剤
  • ・溶剤

 

これらのうち塗料の性能を決定するのは合成樹脂になります。

合成樹脂にもいくつかの種類があり、どの種類を使用するのかによって耐久性など性能面に影響を与えます。

そして塗料に色付けをするのは顔料です。

外壁塗装の塗膜は、紫外線によって表層部分にある合成樹脂成分が分解すると、顔料成分が粉状になって徐々に露出するようになります。

これがチョーキング現象です。

なお、外壁塗装の塗料の成分に関する詳しい内容は「外壁塗装の基礎知識を解説!塗料の成分や種類とは」の記事を参考にしてください。

 

チョーキング現象の確認方法

チョーキング現象を確認する方法は非常に簡単です。

チョーキング現象がすでに始まっている場合、塗装面を指でこすると指先に白い粉が付着します。

チョーキング現象は劣化のサインにはなりますが、薄っすらと白い粉が付着している程度であれば緊急性はさほど高くありません。

ただし、外壁の退色が著しく進んでいたり、あるいは手のひらが真っ白になるほど白い粉が付着していたりする場合は塗り替えを検討する時期と考えられます。

なお、外壁塗装の塗り替えをするタイミングについては「外壁塗装は劣化のサインを見落とさないで!塗り替えが必要な症状とは?」の記事を参考にしてください。

 

外壁塗装のチョーキング現象を放置するとどうなる?

チョーキング現象は、外壁の塗膜が劣化しているサインです。

まだ初期段階とはいえ劣化症状であることに変わりないため、放置すると徐々に重い症状へと発展することになります。

例えば、耐久性や防水性などが低下して、コケや藻、カビなどが発生する恐れがあります。

またさらに基材にまで水分が及ぶと、もろくなってひび割れを起こしたり、破損したりする可能性もあります。

チョーキング現象を放置すると、どんどん劣化が進んでいくことは間違いないため、症状を確認できたら塗装の検討を始めることが重要です。

経過観察を続け、塗膜の浮きや剥がれ、シーリングの破断などの重い症状が現れる前に必ず塗り替えるようにしましょう。

 

外壁塗装のチョーキングの落とし方

外壁を触って白い粉が付着した場合、多くの方がブラシでこすったり、あるいは高圧洗浄機を使って洗ったりすることで落とせるのではと考えがちです。

しかし、チョーキング現象は塗膜の劣化によって起こる症状であるため、表面に現れる白い粉を落としただけでは根本的な解決にはなりません。

むしろ、ブラシや高圧洗浄機を使って洗浄すると塗膜を傷めてしまう恐れがあります。

また、塗膜を傷めることは防水機能を損ねることにつながるため、外壁材自体が吸水してしまう原因にもなります。

よって、チョーキング現象の粉を洗い落としても劣化は進行し続けるばかりか、さらに加速する可能性もあるのです。

つまり、チョーキング現象を止め、根本的な解決を図るには再塗装するしかありません。

さらには、再塗装する際も、きちんと下地処理を行った上で塗装しなければ、短期間のうちに塗膜剥離などの不具合を起こす可能性があります。

外壁塗装の適正な性能を発揮し、長持ちさせるためには専門業者に依頼することがきわめて重要です。

なお、再塗装するときにチョーキングを抑えたい場合には「ラジカル塗料」を使うと大きな効果が期待できます。

「ラジカル塗」料に関しては「外壁塗装の基礎知識!塗料の種類で人気の高いシリコン塗料とラジカル塗料を解説」の記事を参考にしてください。

 

悪質な業者にご注意ください

チョーキング現象は目に見える劣化現象であることから、業者の中には不安を煽り急いで契約を結ぼうとする悪質な業者もいます。

薄っすらと症状が見られる程度であればそれほど緊急性は高くないため、もちろん焦って契約する必要はありません。

また、外壁塗装をするときは、同様に足場が必要となる屋根塗装もまとめて行うことで費用を安く抑えられます

建物の規模にもよりますが、外壁と屋根をまとめて塗装するとどうしても高額になりがちです。

よって、まずは屋根を含めた外部のコンディションチェックを行い、症状に応じた方法でメンテナンスを計画していくことが重要になります。

信頼できる業者に点検を依頼し、健康状態を知ったうえで実際の工事を検討することをおすすめいたします。

 

外壁塗装のチョーキング現象:まとめ

外壁塗装のチョーキング現象は初期の劣化現象になるため、それほど緊急性の高い症状ではありません。

とはいえ、劣化が始まっていることに変わりはないため、タイミングが遅れないよう信頼できる専門業者に相談しておくことをおすすめいたします。

弊社では、素材は何を使っているのか、また劣化はどの程度進んでいるのかなどを見きわめ、丁寧に下地を処理することで上塗りを長持ちさせる「下地の地力アップ」を大切にしています。

劣化が進んでしまうと塗り替えだけでは対処できなくなってしまう可能性もあるため、ご不安な方は一度ご相談ください。