ベランダから雨漏りが!ウレタン防水とFRP防水どっちがおすすめ?

2021.9.3

秋になり、日本ではいよいよ台風シーズンに突入します。

秋台風は風が強く雨量が多くなることも多く、特に近年では50年に一度、100年に一度といった規模の大雨被害が相次いでいますので、大雨被害から建物を守るためには事前のメンテナンスが重要となります。

今回はベランダから雨漏りをしてしまった場合、ウレタン防水とFRP防水どちらが良いのかについて解説していきます。

ベランダから雨漏りが!ウレタン防水とFRP防水の違いとは?

ベランダやバルコニーの防水工法に、ウレタン防水、FRP防水というものがあります。

仕上りの見た目はどちらも似ているので、違いがよくわからないという方もいらっしゃるかと思います。

ウレタン防水は下地に液体状のウレタン樹脂を塗布し防水層を形成する防水工法です。

狭小部や複雑な形状をした場所でも、シームレスな防水層を形成でき、ベランダやバルコニー、屋上など様々な場所に施工可能です。

FRP防水はFRPという繊維強化プラスチックスに樹脂を浸し硬化させ、防水層を形成する防水工法です。

FRPはプラスチック材料の中でも耐衝撃性に強く、耐水性や耐摩耗性も高いことからバスタブやヘルメットなどに幅広く利用されています。

ベランダから雨漏りが!ウレタン防水とFRP防水どっちがいいの?

建物によって向き不向きはありますが、防水性、摩耗性、耐久性が最も高い防水工法とされているのはFRP防水です。

耐水性

FRPなんて知らないわという方、ご自宅のバスタブをご覧ください。

現在、ユニットバスのバスタブはFRPが主流となっていますので、ご自宅のバスタブがプラスチックっぽい見た目をしていれば、FRP素材のバスタブである可能性が高いでしょう。

つまり、そんな高い耐水性が求められるバスタブに採用されているFRPで防水層を形成してしまおうというのが、FRP防水なのです。

他の防水工法と比較して、圧倒的に高い防水性を誇るのは言うまでもありません。

耐衝撃性・耐摩耗性

FRPが優れているのは耐水性だけではありません。

FRPの見た目はプラスチックのように見えるため耐久性に劣るのではないかと思われる方もいるかもしれませんが、FRPは日本語にすると繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics)という意味があり、ガラス繊維が内包されることで耐衝撃性や耐摩耗性が格段に上昇し、小型船舶の船体や鉄道車両の外装、潜水艦の外郭、人工衛星の素材にも採用されるほどの強度となります。

より身近なもので言えば、ショッピングセンターの屋上駐車場です。

ショッピングセンターの屋上駐車場はそのほとんどがFRP防水と言われており、このことからも自動車の走行にも十分に耐えられる強度であることがお分かりいただけるでしょう。

シート防水とは?

防水工法にはウレタン防水やFRP防水の他に、広い面積をむらなく施工できることから屋上などの広範囲の施工に適したシート防水というものがあります。

シート防水は短期間で施工可能である点や耐久性が高いといったメリットがあるのですが、複雑な形状には施工できないといったデメリットや、シートのつなぎ目の処理が甘いとつなぎ目から漏水する危険性があるといったデメリットもあります。

ウレタン防水もFRP防水も、その特徴の一つとして複雑な形状にも施工可能でシームレスな仕上がりになるという特徴がありますので、ウレタン防水、FRP防水いずれもそういったリスクはありません。

FRP防水にデメリットはないの?

耐水性・耐衝撃性・耐摩耗性に非常に強いFRP防水ですが、ベランダやバルコニーなどは直接風雨や紫外線に当たる場所ですので、経年劣化は避けて通れません。

そのため5~7年毎にトップコートの塗り替えが必要となります。

ただし、これはFRP防水に限った話ではなくウレタン防水やシート防水でも同様です。

どの防水工法でも、定期的にメンテナンスを行うことで防水層の寿命が長くなりますので、表面(トップコート)がひび割れてきたら、早めにメンテナンスを行うことを心がけましょう。