外壁塗装の基礎知識!アクリル塗料とウレタン塗料が外壁塗装に適さない理由とは?

2020.2.17

外壁塗装の塗料には多くの種類があり、現在最も高いシェアを占めているのは「シリコン塗料」です。

「シリコン塗料」が多くのシェアを占める以前、外壁塗装の主流として普及していたものに「アクリル塗料」と「ウレタン塗料」があります。

しかし現在、これらの塗料が外壁塗装に採用されることは少なく需要が減っていますが、それはなぜでしょうか?

今回の記事では「シリコン塗料」に主役の座を奪われた「アクリル塗料」と「ウレタン塗料」が外壁塗装としての需要が減った理由について解説したいと思います。

 

アクリル塗料とウレタン塗料の特徴について

まずはアクリル塗料とウレタン塗料の特徴についてご紹介いたします。

 

アクリル塗料の特徴

アクリル塗料とは、主成分にアクリル樹脂を使っている塗料のことをいいます。

アクリル塗料の最大の特徴といえば材料コストが安いことです。

シリコン塗料と比べてもおよそ70%程度になることは大きな魅力といってよいでしょう。

また一般の人にも扱いやすく、DIYで使ってもツヤのある美しい仕上がりを実現できます。

しかし一方で、他の塗料と比べて耐久性は低く、耐用年数が5~7年と非常に短いことも大きな特徴です。

アクリル塗料は、最も材料コストが安く、最も耐久性が低いことから、最もグレードの低い塗料として位置付けられています。

 

ウレタン塗料の特徴

ウレタン塗料とは、主成分にウレタン樹脂を使っている塗料のことをいいます。

ウレタン塗料の特徴は、やはり材料コストが安いということになるでしょう。

価格帯としては、最も安いアクリル塗料と主流のシリコン塗料の中間程度になります。

また柔らかく木材など動きの大きな素材に塗っても影響を受けることが少ないなど、さまざまな下地に対応できる万能塗料です。

しかしウレタン塗料の耐用年数も8~10年と、アクリル塗料と同様に耐久性に劣り、グレードもアクリル塗料に次ぐ2番目に低い位置付けとなっています。

アクリル塗料とウレタン塗料はなぜ外壁塗装に適さない?

現在外壁塗装に使用されている塗料は多くの種類があります。

おもな種類は次の通りです。

  • ・アクリル塗料
  • ・ウレタン塗料
  • ・シリコン塗料
  • ・フッ素塗料
  • ・無機塗料
  • ・ラジカル塗料

 

これら塗料のなかではシリコン塗料が圧倒的なシェアを占めています。

以前は主流だったアクリル塗料とウレタン塗料の需要が減ったのは、シリコン塗料などほかの塗料のほうが、コストパフォーマンスで上回ったことが最大の理由になるでしょう。

耐用年数で比較すると、シリコン塗料が10~15年に対し、アクリル塗料が5~7年、ウレタン塗料が8~10年です。

外壁塗装は、紫外線や雨など外的な刺激から建物を守るために重要な役割を担っています。

しかし必ず劣化するため、定期的な塗り替えをしないと建物の適正な寿命を守ることができません。

ところか外壁塗装は足場の設置が伴うなど、比較的高いメンテナンスコストが必要です。

材料コストなどイニシャルコストを小さくしても、その後のメンテナンスなどランニングコストが大きくなるようでは効率的とはいえません。

高性能な塗料を使いメンテナンス周期を延ばすことが、結果的にトータルコストの削減に寄与します。

以上の理由から、アクリル塗装とウレタン塗装は外壁塗装には適さず、逆にシリコン塗料はコストと性能のバランスがよい塗料としてニーズを集めているわけです。

なお、外壁塗装に使われる塗料の種類については「外壁塗装の基礎知識を解説!塗料の成分や種類とは」の記事を参考にしてください。

まとめ

アクリル塗料とウレタン塗料に共通するのは耐久性に劣るという点ですが、これら塗料に代わり性能の高い塗料が次々と世に出ています。

現在のトレンドといえば、シリコン塗料やラジカル塗料です。

これらの塗料以上に高性能な塗料も多く、材料コストの低減が図られることで、また主役の座が入れ替わるかもしれません。 外壁塗装の塗料を選択するときには、コストと性能のバランスを長期的な視点から検討することが重要です。