COLUMN 建物トラブル解決コラム

2022.1.13

外壁塗装工事で助成金・補助金が出るって本当?条件・審査は厳しい?

塗装、外装工事

春に向けて外壁塗装をご検討されている方はいませんか?

外壁塗装の費用はおよそ80~120万程度かかるうえ、10~15年毎に塗り替えが必要になりますので、なるべく費用を抑えたいと考える方も多いかと思います。

実は、外壁塗装には助成金や補助金が下りる可能性があるということをご存じですか?

全国の3分の1程度の自治体では外壁塗装時に申請できる助成金制度を設けており、申請者に最大20万円が支給される可能性があるのです。

外壁塗装の際に利用できる助成金の制度は、「省エネ住宅改修補助金」「住宅リフォーム資金助成」「住宅省エネルギー改修工事等補助事業」「中古建物リフォーム費補助事業」などです。

今回は戸建て住宅の外壁塗装工事において、助成金・補助金が下りる主な条件や申請の流れなどについて紹介していきたいと思います。

外壁塗装工事の助成金・補助金の条件とは?

自治体が助成金・補助金を出してくれる制度ということで、なんだか条件・審査が厳しそう…というイメージを抱かれている方も多いかと思います。

外壁塗装などのリフォーム工事を行う際に助成金・補助金が下りる条件というのは様々で、「何を目的とした助成金であるか」ということが重要となります。

例えば、助成金の目的が「ヒートアイランド現象の防止」であった場合、助成金を受けるには「高反射率塗料・熱交換塗料」を使うことが条件となります。

それでは、実際のケースで紹介します。

東京都渋谷区には渋谷区が協定を結んだ区内施工業者(渋谷区協定業者)による住宅の簡易改修工事を行う場合、工事費の一部を助成してくれる「住宅簡易改修支援事業」という制度があります。(令和3年時点)

申請者の資格要件は、①渋谷区に住民登録をしている個人である、②対象住宅の所有者、所有者の配偶者、所有者の親または所有者の子である、③対象住宅に居住している、の3つ全てに該当している必要があります。

また、その他にも区内にある住宅でこの助成を受けたことがないものであることや、消費税を除く工事費用が5万円以上の工事であることなどといった条件が定められています。

なお、助成金額は消費税を除く工事費用の20%(限度額は10万円)となっています。

外壁塗装工事の助成金・補助金申請の流れ

各自治体によって手順が異なる場合もありますので、おおよその目安として参考になさってください。

助成金の申請書を入手する

自治体のHPにいくと申請書をダウンロードすることができますので、まずは助成金の申請書を入手します。

自治体へ必要書類を提出する

申請書類を用意し自治体へ提出します。

主な申請書は工事に関する見積書、建物の登記事項証明書、施工前の建物写真、税金に未納がないことを証明する書類などになります。

必要書類は各自治体・制度によって異なりますので、詳しくは各自治体までお問い合わせください。

見積書には使用する塗料や施工面積など、費用算出の根拠を細かく記載することが求められるほか、場合によっては塗料の性能を証明するカタログの提出を求められる場合もありますので、業者さんには助成金の申請をする旨を伝えておくことをおすすめします。

自治体による審査を受ける

提出書類に虚偽や不備がなければ無事助成金の支給が決定します。

自治体に実績報告書と請求書を提出

工事が完了したら、施工前・施工後の写真などを添えた 実績報告書(工事完了報告書)と請求書を作成し、自治体に提出します。

自治体から指定口座へ振り込み

これまでの内容に不備がなければ指定した銀行口座に助成金が振り込まれます。

外壁塗装工事の助成金・補助金 まとめ

助成金・補助金の募集は年度初めの4月に開始されることが多いのですが、補助金・助成金の支給は先着順になっているため、予算を使い切ってしまうと募集終了になってしまいます。(募集開始から一か月以内に受付終了してしまう自治体も多いです)

もし、お住まいの自治体が昨年4月に助成金の募集を開始していたのであれば、2~3月のうちに業者さんに相談されることをおすすめします。

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