【コンクリートひび割れ】リスクが高い3つの種類

2020年11月26日


コンクリートに発生するひび割れを完全に防ぐことは非常に難しいとされています。しかし、リスクが高いものと低いものに分けることは可能です。

リスクが高いのは、放置すると症状が悪化する可能性のある、いわゆる「進行性のひび割れ」になります。

このようなひび割れが生じると、構造物の耐久性を脅かす恐れがあるため適切に補修しなくてはいけません。

そしてこのリスクが高いひび割れには、大きく3つの種類があります。

そこで今回は、コンクリートのひび割れでリスクが高い3つの種類について詳しく解説します。

 

【コンクリートひび割れ】リスクが高い3つの種類

コンクリートのひび割れで非常にリスクが高いのは、なにもしなければ症状が深刻化する可能性があるものです。

そしてそのリスクが高いひび割れには、以下の通り大きく3つの種類があります。

  • ・鉄筋腐食先行型
  • ・ひび割れ先行型
  • ・劣化ひび割れ

 

鉄筋腐食先行型

鉄筋腐食先行型とは、コンクリート内部の鉄筋の腐食が先行することでひび割れが生じるというパターンです。

経年とともに中性化や塩化物の浸透が進み、鉄筋まで到達すると錆びてしまうことがあります。

中性化とは、通常アルカリ性を保っているコンクリートが空気中の炭酸ガスと反応して徐々にアルカリ性を失っていく現象をいいます。

塩化物の浸透とは、いわゆる塩害のことです。

沿岸部での海水飛沫や冬の凍結防止剤などの影響により、コンクリートは塩化物が浸透することがあります。

コンクリート中に許容濃度以上の塩化物イオンが存在すると、鉄筋を保護している不動態皮膜は破壊され錆びやすくなります。

これら現象によって鉄筋が錆びると膨張するため、その結果ひび割れを引き起こすのです。

さらに症状が進行すると、コンクリートが剥落し鉄筋が露出することで、どんどん範囲を拡大させるケースもあるため十分に注意が必要です。

なお、コンクリートの中性化については「コンクリートが中性化する原因と効果的な2つの対策」の記事でくわしく解説しています。

 

ひび割れ先行型

ひび割れ先行型とは、先行して発生したコンクリートのひび割れが鉄筋の腐食を招くことで症状を拡大させるというパターンです。

コンクリートのひび割れは、地震や浮動沈下などさまざまな要因で発生します。

なんらかの要因で発生したひび割れが鉄筋まで到達すると、そのひび割れを通じて雨水や空気が侵入することで錆びを発生させるようになります。

鉄筋が錆びると、膨張してコンクリートを内側から破壊するため、剥落するなど症状が拡大していくのです。

劣化ひび割れ

劣化ひび割れとは、コンクリートの劣化によって起こるひび割れのパターンです。

劣化ひび割れは進行性のものであるため、放置すると強度の低下や鉄筋の腐食、あるいは崩壊にまでつながるなど、非常にリスクが高いと考えられます。

コンクリートの劣化現象にはいくつかの種類がありますが、いくつかをピックアップしてご紹介いたします。

アルカリシリカ反応

アルカシリカ反応とは、骨材から溶け出したシリカ(SiO2)とセメントに含まれるアルカリ金属がコンクリート内部で化学反応を起こすことをいいます。

この現象により生成されるシリカゲルは水分を吸収すると膨張する性質があることから、内部からひび割れが発生させることがあります。

凍結融解作用

凍結融解作用とは、おもに寒冷地においてコンクリートに含まれる水分が凍結と融解を繰り返すことをいいます。

コンクリート内部の水分は凍結すると膨張するため、その圧力でひび割れが生じることがあります。

日中の温度上昇でいったん融解されますが、その後も凍結と融解を繰り返し行うようになり、ひび割れも徐々に大きくなるわけです。

コンクリート疲労

コンクリート疲労とは、コンクリートが持つ強度よりも低い荷重作用をくり返し受けることをいいます。

くり返し受ける荷重によって、ひび割れなどの症状が現れるようになりますが、これら現象を疲労損傷といいます。

 

コンクリートのひび割れ補修は種類に関わらず専門業者に相談を

コンクリートのひび割れは、発生する原因はさまざまで、またリスクが高いものと低いものがあります。

一般的に幅が0.3mm未満のヘアークラックと呼ばれるものは、リスクが低く補修の必要はないとされています。

とはいえ、ヘアークラックでも進行性である可能性もあるため、経過観察は必要です。

また幅が0.3mm以上のひび割れは、なんらかの補修を検討することになります。

なかでもリスクが高い進行性のひび割れは、構造物の耐久性を低下させるきわめて有害なものであることから発見したら適切な方法で補修しなくてはいけません。

そして、コンクリート補修にはいくつかの方法があり、症状に応じて検討する必要があります。

とくに鉄筋の錆びが発生している場合は確実に処理をしないと再発の危険性もあるのです。

したがってコンクリートに深刻な症状があり補修を必要とする場合は、信頼できる専門業者に相談することが重要になるでしょう。

なお、コンクリートのひび割れ補修の方法については「【コンクリートひび割れ】発生原因と補修方法!適切な補修材は?」の記事を参考にしてください。

 

コンクリートのひび割れ:まとめ

コンクリートのひび割れでリスクが高いのは放置すると症状が進行するもので、大きく3つパターンが考えられます。

リスクの高いひび割れを発見したら、症状に応じた適切な処置を講じることが重要です。

弊社では、コンクリート構造物のトラブルに関して、さまざまな状況に応じて最適な補修方法を提案いたします。

仙台市及び近隣において、コンクリート補修の他、雨漏りや塗装などでお困りの場合はお気軽にご相談ください。


ヤブ原産業株式会社仙台支店 支店長 横山浩(よこやまひろし)

外壁塗装アドバイザー。外壁塗装プロデュース業25年。手掛けた物件は、のべ1,300件以上。

1968年岩手県生まれ。農林水産省林野庁森林管理局勤務を経て、1993年ヤブ原産業入社。外壁塗装の専門家。

得意とする仕事は、良質な外壁塗装を通じた投資物件価値の維持。外壁塗装サイクルの改善、提案。外壁リフォームの総合プロデュースなど多岐に渡る。

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