雨樋の役割とは?材質によって価格は違う?交換のタイミングは?【外壁塗装】

2020.11.26

雨樋は屋根に降った雨水を一箇所に集め、管や鎖を伝わらせて排水設備に流すことで、建物の外壁や土台を雨水から守るという重要な役割を担っています。

雨樋が破損していたり枯葉や砂などが詰まっていると、外壁や土台に直接雨水や泥が付着してしまい、汚れや腐食の原因となってしまいます。

雨樋の起源は奈良時代にあった、雨水を溜めて生活用水として使うための「懸樋(かけひ)」と呼ばれるものがルーツだと言われています。

雨樋の選び方・価格比較【外壁塗装】

雨樋の形状

雨樋の形状は半円型、角形、特殊型と呼ばれる種類に分けられます。

◆半円型

半円型は最もスタンダードな形状の雨樋で、築20年以上の建物に設置されている雨樋は半円型がほとんどです。

最近はゲリラ豪雨対策として、直径が大きめなものも販売されています。

◆角形

半円型と比較して流水量が多いのが特徴的です。

降雨量の多い地域では主流の形状になりつつあり、ゲリラ豪雨に備えて片方がせり上がった形状もあります。

◆特殊型

雪かきをする際に雨樋を傷つけることがないように、雪が滑り落ちるように設計された形状が特徴的です。

降雪地域である北海道や東北地方でよくみられます。

雨樋の材質

雨樋で採用されている材質にはいくつか種類があります。

◆塩化ビニール

軽量で組み立てが簡単なことから、もっともポピュラーな材質です。

ただし、太陽光や雨による変色や劣化によって破損しやすいというデメリットもあります。

半円型:1,000~1,800円/本

角 形:1,700~2,800円/本

◆合成樹脂

塩化ビニールより耐久性が高く、紫外線劣化防止機能という特殊加工が施されたものもあります。

半円型:1,600~2,600円/本

角 形:2,700~3,700円/本

◆ガルバリウム鋼板

サビにくく耐久性があり、加工もしやすい上、他の金属素材に比べて安価な価格であることから、金属素材の雨樋では一番多く使用されています。

半円型:4,500~6,000円/本

角 形:5,500~7,000円/本

◆銅

寺社仏閣などで採用されている材質です。

経年変化によって銅色から緑青色に変化していきます。

耐久性が高い材質ですが、酸性雨による影響で15~20年経つと穴が開いてしまう可能性があります。

半円型:9,000~11,000円/本

角 形:11,000~13,000円/本

◆アルミニウム

アルミ製なので雨水でサビることがありません。

熱による膨張が起こりづらく、最大161mの長さまで製造可能なため余分な繋ぎ目ができません。

角 形:23,000円/本

◆ステンレス

アルミニウムと同様に耐久性に優れた雨樋で、メンテナンスもほとんど必要ありません。

アルミニウムと比較すると安価ではありますが価格は高めです。

角 形:19,000円/本

※1本3.64mです。

※価格は目安です。

鎖樋

家の軒下に鎖がぶら下がっているのを見たことはありませんか?

あれは鎖樋(くさりとい)といって、樋から地面に向かって雨水を導く雨樋(縦樋)の一種です。

通常パイプ状になっている縦側の排水路(縦樋)は控金具で壁へ固定されていますが、鎖樋はリング状のものを連結し鎖状にしたもので、雨水が鎖を伝う様子を目で見て楽しむことができる日本発祥の建材です。

雨樋の交換・補修のタイミングは?【外壁塗装】

雨樋は風で飛んできた落ち葉や砂、鳥の糞などによって汚れが蓄積してしまうと、雨水の通り道を塞いでしまい雨樋が詰まる恐れがあります。

また、雪の重みで折れ曲がってしまったり、強風の衝撃で一部が破損・落下してしまうこともあります。

雨漏りの原因調査と雨漏りを防ぐ方法についての解説はこちらをご覧ください。

一般に雨樋の耐用年数は20~25年程度と言われており、耐用年数を過ぎると割れやゆがみなどの劣化症状が現れやすくなります。

経年劣化の症状が現れている場合、穴や割れをコーキングで補修をしても、またすぐに別の場所に症状が現れてしまうことが考えられますので、雨樋の交換を検討されることをおすすめします。