軒天が黒ずんでいるのは雨漏りのサイン?【雨漏りの原因と補修方法】

2021.4.25

軒天とは天井からはみ出して外壁の外側に突き出ている屋根の裏側の部分のことを指します。

軒天井の略称=軒天(のきてん)です。

屋根とは異なり直接日差しを浴びたり雨に打たれる箇所ではありません。

しかし、風雨にさらされ続ける場所となりますので、塗膜が劣化しやすい箇所となります。

そもそも軒天にはどのような役割があるのかご存じでしょうか?

軒天の主な役割は3つあります。

  1. 下から見上げた時に野地板や垂木などの露出を避け外観の美しさを保つ役割
  2. 火事で窓から火の手が上がった際に燃え広がりを防ぐ役割
  3. 屋根裏に溜まった湿気を外部に排出し結露やカビを防ぐ役割 があります。

軒があることで外壁に吹き付ける雨を遮ることができます。

そのため軒があるだけで外壁の目地や窓サッシなどからの雨漏りを防ぐ役割も担っています。

日本住宅保証検査機構(JIO)の調査結果では軒先が長い建物と短い建物とでは軒先が短い建物のほうが約5倍雨漏りしやすい。

雨水の侵入箇所も7割以上が軒が出ていない箇所だったと発表されています。

そこで今回は建物にとって重要な部分でありながら見過ごしてしまいがちな軒天の雨漏りについて解説していきます。

軒天から雨漏りする原因

軒天から雨漏りする原因はいくつか考えられます。

  1. 瓦などが割れてしまっているなど屋根のどこかに不具合が生じている場合、そこから雨水が侵入し屋根材を伝って軒に辿り着いたものが雨漏りとなっている可能性
  2. 横殴りの強い雨によって軒天に直接雨が吹き付けられ、軒天に伝わってしまった可能性
  3. 勾配不良やごみなどによって雨樋に水が溜まってしまい、溜まった水がオーバーフローを起こして軒天を浸水させてしまった可能性

軒天の劣化のサイン

風雨によって汚れや色褪せが起きている、塗膜が剥がれてきているといった場合は、軒天が劣化しているサインです。

特に剥がれが発生しているようであれば、雨水が侵入しやすい状態になっていますので、なるべく早めに専門の業者にご相談ください。

また、軒天にシミが発生している場合は軒天あるいは屋根の内部で雨漏りが発生している可能性があります。

軒天からの雨漏りであっても屋根からの雨漏りであっても、屋根の内部に雨水が溜まっていると、カビやシロアリが発生します。

シロアリはご存じの通り建物に著しいダメージを与えるだけでなく、健康被害も出る恐れがあります。

こちらもなるべく早く専門の業者にご相談ください。

コケやカビなどの黒ずみ

剥がれやシミ以外にも注意したいのがコケやカビなどの黒ずみです。

コケやカビというのは美観を損なう以上に、明らかに湿気が存在している証拠となります。

早急に雨漏りの発生個所を特定することをおすすめします。

なお、軒天からの雨漏りがかなり進行していた場合、塗装による補修ではなく軒天を張り替える必要がでてきます。

建物を長持ちさせるには早期の対応が肝心です。

軒天から雨漏りした場合の影響は?

軒天が雨漏りしてしまうと天井部分にも浸水や結露、カビなどが発生してしまいます。

また屋根を支えている垂木などにも影響を及ぼしてしまう可能性があります。

垂木は屋根の傾斜に沿って垂れさがるように斜めに取り付けられる建材です。

構造的に重要な部材です。

もし雨漏りなどの影響で垂木が腐ってしまうと大規模な修繕工事が必要となってしまう恐れもあります。

軒天の雨漏りの補修方法

主な補修方法としては3つの方法があります。

①塗装

既存の軒天の劣化状態がさほどひどくない場合は、塗装による補修を行います。

②重ね張り

既存の軒天が下地に利用できる場合は、新しい軒天ボードを重ねて補強を行います。

③張り替え

既存の軒天の劣化が激しい場合は、既存の軒天を撤去したのちに新しい軒天ボードに張り替えます。

軒天の雨漏り まとめ

近年温暖化の影響によって、50年に一度、100年に一度といった大型台風やゲリラ豪雨などが世界中で頻発しています。

猛烈な雨が長時間にわたって軒天に打ち付けられたり、雨樋の排水能力を上回り樋からあふれ出てしまうことで軒天から雨水が侵入してしまうことがあります。

軒天にシミや黒ずみ、剥がれなどといった症状がみられる場合は、弊社までお気軽にご相談ください。