COLUMN 建物トラブル解決コラム

2023.9.18

線状降水帯やゲリラ豪雨で雨漏りしてしまった時どのように対処すればいい?

雨漏り、防水、シーリング

ゲリラ豪雨が発生し、天井から一気に雨水が侵入する状況を、どうすればいいのか分からずただ見ていることしかできなかったというお話を聞かせてもらいました。

今回は、線状降水帯やゲリラ豪雨で雨漏りが発生してしまったとき、どのような対処を取ればいいのかをご紹介します。

線状降水帯やゲリラ豪雨で雨漏りしてしまった時の対処法

安全を確保する

まずは安全を確保することが大切です。

雨漏りが発生した場所から遠ざかり、危険な箇所に近づかないようにしてください。

コンセント周りからの雨漏りは漏電の危険性があります。

雨漏りがコンセントや電気配線の近くにある場合、まず電源を切断してください。

ブレーカーボックスから関連する回路の電源を切るか、該当の電気器具のスイッチをオフにします。

ただし、雨漏りの水がコンセントや電気配線に接触している場合、感電してしまう恐れがありますので、その場所を避け、電気装置に触れないようにしてください。

コンセントから雨漏りが確認されるケースは意外と少なくありません。

特にエアコンなどで使用されるような「天井付近のコンセント」から雨漏りするケースが多いです。

天井や柱から伝ってきた雨水が、壁から染みだしてくるよりも早く、コンセントの隙間からあふれ出てくるためです。

コンセントからの雨漏りが発生している場合、マンションにお住いの場合は管理会社または管理組合に連絡し指示を仰いでください。

戸建てにお住いの場合は、電力会社に連絡し復旧作業を行うように依頼してください。

雨漏り箇所を特定する

雨漏りがどの部分から来ているのかを特定し、できるだけ正確に把握します。

雨漏りの水をバケツなどで収集し、床や壁への被害を最小限に抑えましょう。

コンセント周りには、ビニールシートやタープを使って雨水が被らないよう対処することも大切です。

雨漏り箇所を一時的に止める

雨漏りの侵入口が、小さな穴や亀裂が原因の場合、タープやビニールシートを使って雨漏り箇所を一時的に覆い、雨水の侵入を防ぎます。

雨漏りは修理しない限り侵入を断つことはできません。

室内への侵入は一時的に防げたとしても、雨が降るたびに壁や屋根の内側に雨水が蓄積していきます。

雨水を含んだ柱や壁材は次第に腐朽していきますので、建物が倒壊してしまう恐れがあるほか、カビが発生することによって健康被害も発生します。

雨漏りが発生した場合は、速やかに専門の業者にご連絡ください。

保険会社に連絡する(必要な場合)

雨漏りによる損害が発生した場合、雨漏りの原因が自然災害によるものであれば、火災保険が適用されることがありますので、写真を撮って記録を取り、保険会社に連絡して補償の申請を検討しましょう。

ただし、経年劣化や人的被害による雨漏りの場合は、火災保険は適用されません。

具体的には、壁のひび割れから雨漏りが発生した場合、風災によるものではなく、経年劣化によるものと判断されてしまう可能性もあるので注意が必要です。

保険が適用されるか否か、損害額が100%補償されるかどうかは、保険調査員の調査結果次第となります。

そのため、飛び込み営業やチラシなどで保険で無料修理を謳っている業者は、最初から怪しい業者だと判断して間違いありません。

予防策を考える

雨漏りを未然に防ぐために、屋根や外壁の点検や補修、雨樋の清掃、適切な排水設備の確保など、予防策を考えることが大切です。

繰り返しになりますが、雨漏りは一度発生してしまうと修理をしない限りおさまることはなく、放置する期間が長ければ長いだけ、どんどん状況が悪化してしまいます。

ゲリラ豪雨による雨漏りは早急に対処する必要があります。

雨漏りが発生した際は、できるだけ早く専門家に相談し、安全かつ効果的な修理を行いましょう。

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