COLUMN 建物トラブル解決コラム

2023.2.13

悪徳業者による屋根修理の被害が多発しています!リフォーム詐欺に遭わないために!

リフォーム工事

悪徳業者の屋根修理の手口

今、悪徳業者による屋根修理の被害が多発しています!

「近くで工事をしている者ですけど─。」

屋根が壊れているのを見つけて親方に言われてきました。
屋根が大変なことになっています。
無料で点検しますよ。
今すぐ修理できます。
修理費用は2~3万円程度です。
火災保険で無料で直せますよ。
屋根の板金が浮いていますよ。
放っておくと大変なことになりますよ。
今日契約してくれるなら安くします。
すぐに直さないと屋根が落ちてご近所に迷惑がかかるかもしれません。

戸建てにお住まいの方であれば一度や二度はこういったセリフを聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

悪質な屋根の修理業者のセールストークです。

屋根が大変なことになっていると言われたら不安になってしまうと思いますが、屋根に上げてしまうとわざと屋根を破壊したり、より不安を煽るようなことを言ってくる可能性があります。

また、2~3万円程度で修理できると言っていたのにいざ修理を依頼すると、これは2~3万円では直せないと言われ高額な費用を請求されたというケースや、何ともなかった箇所を破壊され後日また修理を依頼する羽目になったというケースもあります。

もちろん悪徳業者ですのできちんと修理などするわけがありません。

真実を知らなければ親切に声をかけてくれた修理をしてくれたと、悪徳業者に感謝をしている人もいるでしょう。

親切を装ってつけ込む詐欺師の典型です。

この手のセールストークを使う屋根修理業者が家に訪問してきた場合、絶対に屋根に上げてはいけません。

冷静に対処し、被害に遭わない対策を身につけることが大切です。

悪徳業者の屋根修理の見分け方

「裏で工事をしているものですが、近隣の方にご挨拶回りをさせていただいていますのでちょっと玄関先までお願いします。」

と、玄関を開けさせようとする悪徳業者もいます。

挨拶ならと、玄関を開けてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、要件ならインターフォン越しで伺います、手が離せないので名刺をポストに入れておいて下さいなどと伝えればOKです。

真っ当な業者であれば、工事のお知らせが記載された用紙をポストに入れて立ち去ります。

とにかく出てきてとしつこく食い下がってくる業者は間違いなく悪徳業者ですので、玄関を開ける必要はありません。

家が知られているので無碍な対応をすると後が怖いと思われる方もいらっしゃると思います。

インターフォンのモニターを確認し、見知らぬ人であったり作業服を着ている人であれば居留守を使ってやり過ごすというのも一つの方法です。

ちなみに、訪問販売の旨を隠して玄関先に呼びつける行為は、ブラインド勧誘といって違法行為にあたります。

訪問販売員は氏名などの明示義務(特定商取引法)がありますので、第一声で、企業名や氏名、勧誘目的である旨、商品・サービスの種類を伝えなければいけません。

また、同じ業者が何回も訪問してきたり、電話をかけてきたりすることがありますが、これも違法です。

特定商取引法には再勧誘の禁止といって、一度商品購入を断った消費者を再び勧誘してはいけないという法律があります。

もちろん、壊れていないのに壊れていたと嘘をつく行為も不実告知という違法行為です。

悪徳業者による屋根修理の被害に遭わないために

※参照:国民生活センター

訪問販売によるリフォーム工事や点検商法による相談件数が年々増加しています。

※点検商法…点検に来たと言って来訪し、工事をしないと危険などと言って商品やサービスを契約させる行為。

悪質な屋根の修理業者の被害に遭わないためには、まずはドアを開けないことが大切です。

営業ですか?と最初に確認するのも有効です。

営業だと返答された場合は営業は全てお断りしておりますと伝えインターフォンを切ればよいですし、営業じゃないと言ってドアを開けさせた場合は不実告知になり、契約を交わしてしまったとしても後々取り消すことが可能です。

訪問業者全てが悪徳業者というわけではありませんが、悪徳業者の特徴のひとつに訪問販売であることが多いのは事実です。

悪徳業者の特徴を把握しておくことで、真っ当な業者を選ぶ基準にもなります。

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