賃貸住宅の押入れにカビが生えたらどうする?【原因と掃除方法】

2020.6.4

マンションなど賃貸住宅で多い悩みといえば「カビ」ではないでしょうか?

とくに注意しておきたいのは押入れで生える「カビ」です。

押入れの「カビ」は、比較的生えやすい環境であるばかりか、気が付かないうちに症状が進行していたということも珍しくありません。

とくに梅雨の時期などはカビにとって最も繁殖しやすいシーズンになるため、適切な対策をしてジメジメする梅雨の時期を乗り切りましょう。

そこで今回は賃貸住宅の押入れに生える「カビ」の原因と掃除方法について解説したいと思います。

 

賃貸住宅の押入れにカビが生える原因

集合住宅の場合、押入れが北側に設置されていることも多く気付いた時にはカビまみれということも珍しくありません。

押入れのカビ対策に有効な手法は、普段からまめに押入れに風を通すことです。

「毎日布団を出し入れして、風を通しているのにカビが生えた…。」という方もいらっしゃるかと思います。

カビの増える条件とは、以下の通りです。

  • ①温度(25~30℃)
  • ②湿度(70%前後)
  • ③栄養源

 

では、押入れの環境はどうなっているのか条件別に確認してみましょう。

①温度(25~30℃)

押入れは室内と比べると温度は低いものの、気温が上がれば押入れ内の温度も上昇します。

ふすまで密閉されることで、カビが繁殖しやすい温度に保たれやすくなってしまいます。

 

②湿度(70%前後)

押入れは風通しが悪い場所です。

起床後すぐにお布団を押入れにしまってはいませんか?

起床時のお布団には約200mlの汗が染み込んでいると言われていますので、湿気たお布団をすぐに押入れにしまうのはNGです。

 

③栄養源

押入れに使用されているベニヤ板やクロス、布団や衣類に付着したフケや皮脂などはカビの栄養源です。

押入れも部屋と同様に換気が必要です。

晴れた日の日中は、押入れの襖を開け十分な換気を行いましょう。

その際、押入れの中がぎゅうぎゅうに詰まっていると風が通りません。

上下左右はもちろんのこと、押入れの奥側には少し隙間を空けておくのがおすすめです。

押入れ用のスノコを敷くのも効果的ですよ。

 

賃貸住宅の押入れにカビが生えたときの掃除方法

押入れのカビは掃除しない限りどんどん増殖してしまいます。

カビが増殖するほど湿気がこもっている状態は建物にとってもよくありませんし、健康被害も心配です。

押入れのカビは白カビであっても黒カビであっても早期発見であればキレイに除去することができますので、見つけ次第すぐに対処しましょう。

マンションの押入れにカビが生えてしまった場合、まずは押入れに入っているものを一度すべて出しましょう。

押入れ内のカビを拭き取る際、乾いた雑巾や湿った雑巾を使うのはNGです。

乾いた雑巾はカビ菌を撒き散らしてしまいますし、湿った雑巾は湿気を与えることになってしまいます。

カビの除去にはエタノールが効果的です。

エタノールならカビを除菌し、カビ独特の匂いの発生を抑制することができます。

スプレータイプのものは直接吹きかけると胞子が舞ってしまいますので、雑巾に吹きかけてから使用してください。

カビを除去する際は必ずマスクと手袋を着用し、すべて綺麗に除去できたらそのまましばらく放置し、しっかり乾燥させれば押入れのカビ取りは終了です。

黒くシミのようになってしまったカビは深く根を張ってしまっており、塩素系のカビ取り剤や漂白剤を使わなければ除去することができません。

しかし、塩素系のカビ取り剤や漂白剤は押入れの壁や床が色落ちしてしまう恐れがあるほか、押入れの素材を痛めてしまう恐れがあります。

被害が拡大してしまった場合は、ハウスクリーニングなど専門の業者さんに依頼するのもおすすめです。

 

賃貸住宅の押入れにカビが生えた場合の退去費用

賃貸の場合、気になるのはカビが発生した際の退去費用ですよね。

構造上の問題でカビが発生した場合は貸主負担となりますが、善管注意義務違反の場合は借主負担となります。

賃貸でカビが生えてしまった場合、どちらが負担をするのかは契約内容によって異なりますが、退去時に思わぬ失費とならないよう日頃からカビ対策をしておくことが大切です。 押入れはカビが発生しやすい場所という認識をもって、意識的に換気を行いましょう。

なお、賃貸住宅のお風呂のカビ対策については「【賃貸住宅のお風呂のカビ予防】原因や掃除方法は?」の記事を参考にしてください。