COLUMN 建物トラブル解決コラム

左官仕上げの6つのメリットと3つのデメリット

2023.2.3

今回も前回に引き続き、左官について紹介していきたいと思います。

今回紹介するのは、左官仕上げの6つのメリットと3つのデメリットです。

左官仕上げの6つのメリット

メリット1 デザイン性

左官仕上げのメリットと言えば多彩なデザイン性です。

古くから伝わる伝統的なデザインから今風のモダンなデザインまで、多種多様なコテや刷毛、ローラーなどを駆使して壁に様々な表情をつけることができます。

他の壁材では出すことのできない立体感は左官仕上げならではの魅力です。

左官とはどんな仕事?名前の由来は?左官仕上げの魅力とは?

メリット2 吸放湿性

左官で使用される自然素材は吸放湿性や消臭性に優れているものが多く、室内環境を快適にする効果があります。

例えば、珪藻土の表面には無数の孔が空いており、その孔に湿気を取り込むことで調湿することができます。

湿気を取り込むというと、吸いっぱなしになって部屋が乾燥してしまうのでは?と思われるかもしれませんが、珪藻土は湿度70%以上になると吸湿し、湿度40%以下になると放湿するといわれており、ある設計事務所が行った実験では、除湿機と同等、加湿器の半分程度の威力を発揮するという結果になったそうです。

メリット3 保温性、断熱性

吸放湿で紹介した珪藻土は多孔質なので、熱伝導率が低いという特性を持っています。

内部に空気をたくさん含むことでその空気が断熱層となり、保湿性や断熱性が高まるというメリットがあるほか、結露を防止する働きも期待できます。

メリット4 吸音性

バスワフォンという左官材は、会話や機械音などの残響を抑える吸音材を左官で仕上げる吸音パネルシステムです。(BASWAアコースティックシステム)

サステナブルな吸音システムとして音響専門家や建築家が注目している素材です。

メリット5 シックハウス対策

ゼオライトや珪藻土にはシックハウス症候群の原因であるホルムアルデヒドなどの有害物質を吸着・分解する効果があるため、シックハウスの低減に加え、アレルギーやアトピーの予防にも効果が期待できます。

また、漆喰やドロマイトには殺菌効果があり、カビやダニ、ウイルスの発生を抑制する効果があると言われています。

メリット6 防火性

1960~1980年にかけて、外壁と言えばモルタル外壁が一般的でした。

施工に手間がかかることや施工日数もかかるため近年ではサイディングが一般的ですが、機能面においてはメリットも多いのがモルタル外壁です。

中でも注目したいのが防火性です。

モルタル外壁が広く普及した理由の一つに、隣家からの延焼を防ぐことがあると言われています。(モルタルは建築基準法で不燃材料として認められています)

左官仕上げの3つのデメリット

デメリット1 工期がかかる

左官職人が手作業で塗っていくため施工期間が長くなってしまうことが多く、それに伴い費用面も上がってしまうというデメリットがあります。

作業の流れ(内装)
[下地処理・下塗り]石膏ボードなどの下地を整える

[乾燥]最低2~3日

[上塗り]珪藻土や漆喰などを塗る

[乾燥]最低2~3日

[完成]

デメリット2 職人に左右される

左官仕上げは左官職人の技術によって仕上りに差が出てしまうことがあります。

経験年数が浅かったり技量が少ない職人さんに当たってしまうと、満足のいく仕上りにならない可能性がありますので、経験や実績の多い業者に相談するのが大切です。

デメリット3 クラック・傷が入りやすい

自然素材を中心に使用し、手作業で仕上げているため、クラックが入りやすいのは否めません。

また、左官仕上げの表面は柔らかいものが多く、傷が付きやすいものもあります。

自然素材はこうした性質であるということを前提に、自然素材ならではの味として捉えてみてはいかがでしょうか。

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