【屋上防水工事】シート防水の劣化症状と補修方法とは?

2020.9.28

 

防水工事の種類のなかでも「シート防水」は、コストパフォーマンスに優れることから人気が高く、非常に多く採用されています。

しかし屋上防水などは、常に太陽光にさらされ紫外線や熱の影響を受けて劣化が進行しやすいため、一定のリスクを考慮しておかなければいけません。

屋上防水のリスクとしてとくに気を付けておきたいことといえば雨漏りです。

万が一雨漏りが発生すると、木材を腐らせたり、あるいは耐久性を低下させたりするなど建物に致命的なダメージを与えることになります。

よって、屋上防水は定期的なメンテナンスがきわめて重要なのです。

そこで今回は、屋上防水でも人気の高い「シート防水」について、劣化症状や状況に応じた補修方法について解説したいと思います。

 

【屋上防水工事】シート防水の劣化症状について

屋上防水は「塗膜防水」「シート防水」「アスファルト防水」の大きく3種類があります。

これらはそれぞれ特徴が異なり、また施工方法も変わります

屋上防水工事の3つの種類の詳しい内容については「【屋上防水工事】3つの種類と施工方法は?」の記事を参考にしてください。

それでは、これら3つの種類のうち「シート防水」について、おもに現れる劣化症状のなかで代表的なものをご紹介いたします。

おもな劣化症状とは以下の通りです。

  • ・シートの膨れ、破れ
  • ・結合部や端部の剥がれ
  • ・水たまり

 

シートの膨れ、破れ

シートの下に水分が残っている場合、太陽の熱が加わると水蒸気となって膨れてしまうことがあります。

膨れは破れにつながりやすく、破れて雨水が侵入するようになるとさらにその範囲を拡大させてしまうなど悪循環が生じます。

またシートは薄いため、外的な衝撃が加わって破れてしまう場合がある点でも注意が必要です。

 

結合部や端部の剥がれ

シート防水は、経年とともに接着力が低下したり、また太陽熱によって収縮を繰り返したりすることで、結合部や端部が剥がれてしまう場合があります。

小さい剥がれでも雨水は侵入することはあり、周辺の接着力を低下させながら範囲を拡大するようになります。

 

水たまり

シート防水に膨れや剥がれが生じると、勾配に影響を及ぼし水たまりができてしまうことがあります。

長期間水たまりがある状態が続くと、結合部の剥がれから雨水を侵入させるばかりか、劣化を加速させる原因になります。

また、排水ドレンにゴミがたまっている場合も、水たまりの原因になるため定期的に掃除をして適切に排水されるようにしなくてはいけません。

 

【屋上防水工事】シート防水の劣化によるリスク

シート防水の劣化が進行するとさまざまなリスクがともないます。

なかでもとくに注意しておきたいリスクについてご紹介したいと思います。

 

シート防水の最大のリスクは雨漏り

シート防水の劣化にともなう最大のリスクといえば雨漏りです。

建物にとって水分は大敵で、建物寿命を左右する大きな要因となります。

つまり雨漏りが発生するようなら建物の寿命を縮める可能性が高いということです。

その雨漏りが発生するのはさまざまな原因が考えられますが、そのひとつが防水層の劣化となります。

なお、雨漏りの原因を特定するには専門家による調査が必要で、修理をするうえで最も重要なポイントといっても過言ではありません。

雨漏り調査に関する詳しい内容は「【雨漏り調査】調査方法と原因を特定するポイントとは?」の記事を参考にしてください。

 

シート防水は台風(強風)に注意

シート防水が劣化し剥がれ部分に強風が吹きこむことによるめくれには十分に注意しなくてはいけません。

シート防水は、シート状の防水材を複数つなぎ合わせて防水層を形成します。

よって、結合部や端部が必ずできますが、劣化が進行するとこれらの部分が剥がれてしまうことがあります。

そして台風時には隙間部分に強風が吹き込み激しくめくれ上がるケースもあり、そうなると当然ですが雨漏りのリスクが高まるでしょう。

また台風時には、飛散物によって排水ドレンにゴミが堆積し、排水不良を起こすことがあるため注意が必要です。

これは、シート防水に限ったことではありませんが、雨量も多くプールのような状態になるうえ、通常ルートとは異なる場所へと流れていくため、雨漏りのリスクも高まります。

 

【屋上防水工事】シート防水の補修方法

シート防水は症状に応じて部分的な補修が可能な場合があります。

ただし範囲が広い場合は、劣化がかなり進行しすでに防水としての機能を失っている可能性もあるため、全面的なメンテナンスを検討することをおすすめいたします。

部分的に補修するときの手順について簡単にご紹介いたします。

 

パッチ処理

シート防水で、部分的な破れや剥がれなど破損がある場合に、防水シートを覆い、貼り付ける方法です。

まず補修部分を高圧洗浄し、不純物を完全に洗い流します。

シート防水の破損部分を切り抜き、適切な下地処理を施した後、一回り大きい防水シートを覆いかぶせて貼り合わせます。

また雨水が入り込まないよう、パッチの周辺にシーリング、さらにトップコートを施す場合もあります。

 

【屋上防水工事】シート防水の劣化対策

 

シート防水の劣化対策となるのは、まず定期的な点検を実施しコンディションチェックをすることです。

状況に応じて必要なメンテナンスをすることで、防水機能を長期間維持し雨漏りから建物を守れます。

また、定期的に排水ドレン周辺を掃除し、ゴミ詰まりで排水不良が生じないよう心がけることも必要です。

とくに台風シーズンには意識してチェックするようにしましょう。

さらに、トップコートを塗布すると、シートの劣化を抑える効果があります。

トップコートは5年程度を目安に塗り替えることで、防水の長寿命化が図れます。

なお、トップコートに関する詳しい内容は「【屋上防水工事】トップコートとは?種類や役割は?」の記事を参考にしてください。

 

シート防水のまとめ

シート防水は、コストパフォーマンスに優れる非常に優秀な防水工事です。

優れた機能を長く発揮させるためにも、定期的なコンディションチェックをすることが重要になります。

仙台市および近隣の防水工事に関することは、弊社までお気軽にお問い合わせください。