COLUMN 建物トラブル解決コラム

2026.9.3

9月は大雨に要注意!建物を守るためのメンテナンスと対策

雨漏り、防水、シーリング

9月は秋雨前線の停滞や台風の接近に伴い、年間でも特に大雨のリスクが高まる時期です。
ゲリラ豪雨や長雨による浸水・雨漏りなどの被害を防ぐためには、日頃からの点検と、気象情報が出た際の素早い対応が欠かせません。
建物の資産価値を守り、安心して過ごすために知っておくべきメンテナンスと具体的な対策を解説します。

9月の大雨に備える建物の基本メンテナンスと対策

雨の多い9月を迎える前に、まずは建物全体の防水性能や排水経路を点検・メンテナンスしておくことが最大の防御となります。
雨水が建物内部へ侵入するのを防ぐため、以下の箇所を重点的にチェックしましょう。

・屋根と外壁の点検・補修
屋根瓦のズレや割れ、外壁のひび割れ(クラック)は、そこから雨水が浸入して深刻な雨漏りを引き起こす原因になります。
特にモルタル外壁のひび割れやサイディングのコーキング(目地)の劣化は、定期的な補修が必要です。

・雨樋の清掃とつまりの解消
落ち葉や土砂、ゴミなどが雨樋につまっていると、雨水がスムーズに流し出されずにあふれ出し、外壁を伝って内部に染み込むおそれがあります。
台風シーズン前には必ず内部を清掃し、金具の緩みがないかも確認しましょう。

・窓サッシとベランダの防水確認
サッシ周りのコーキングが劣化していないか、ベランダの排水溝(ドレン)にゴミが詰まっていないかを確認します。
ベランダの水はけが悪いと、床面から室内に雨水が浸水する危険性が高まります。

大雨予報が出た時に慌てず実行したい緊急対策と9月の備え

気象庁から大雨や台風の予報が発表されたら、被害を最小限に抑えるための対策を素早く行う必要があります。
日頃のメンテナンスに加えて、天候が悪化する前に建物まわりの安全を確保しましょう。

・庭やベランダの飛散防止と片付け
強風を伴う大雨の場合、庭の鉢植えや物干し竿、ゴミ箱などが飛ばされて窓ガラスを割る危険があります。
飛ばされやすいものは室内に移動させるか、しっかりと固定しておきましょう。

・窓やシャッターの厳重なロック
雨風が強まる前に全ての窓と雨戸、シャッターを完全に閉め、施錠を確認します。
窓ガラスの破損を防ぐため、飛散防止フィルムを貼るなどの対策も効果的です。

・浸水対策としての土嚢や止水板の準備
敷地が低い場所や過去に浸水被害があった地域では、玄関や勝手口、車庫の入り口などに土嚢(どのう)や簡易止水板を設置し、雨水の屋内への侵入を物理的にブロックします。

9月の大雨に備えて実践したい排水対策

大雨による被害を食い止めるためには、建物本体だけでなく敷地全体の排水環境や、いざという時の備えの再確認が重要です。

・敷地内の側溝や排水口の泥上げ
家の周りにある側溝や雨水マスに落ち葉や泥がたまっていると、まとまった雨が降った際に水が溢れて床下浸水を引き起こします。
事前に泥を取り除き、水がスムーズに流れる状態を保ちましょう。

・ハザードマップの確認と避難経路の把握
お住まいの地域の自治体が発行している水害ハザードマップを確認し、どの程度浸水するリスクがあるか、最寄りの避難所や安全なルートはどこかを家族で共有しておきます。

・非常用持ち出し袋とライフライン停止への備え
停電や断水が発生した場合に備え、懐中電灯、携帯電話の充電器、飲料水、非常食などをまとめた持ち出し袋をすぐに持ち出せる場所に準備しておきましょう。

9月の気象リスクは予測が難しいこともありますが、事前のメンテナンスと迅速な対策によって被害を大幅に軽減することができます。

大雨の季節を安心して乗り切るためにも、屋根・外壁・雨どい・排水設備などを日頃から点検し、大雨予報が出たときにすぐ行動できるよう備えておきましょう。

 

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