外壁シーリングの劣化が建物に与えるリスクとその対策は?

2019.12.9

建物の外壁において、部材どうしの継ぎ目やサッシ回りなどの隙間にはシーリングを充填することが一般的です。

外壁シーリングには建物の耐久性を左右する重要な役割を担っていることから、もし不具合が起こると老朽化を加速させることにつながるため注意が必要です。

外壁シーリングの重要な役割と、建物寿命に影響する理由を解説したいと思います。

 

外壁シーリングの役割とは

外壁シーリングには建物にとって非常に重要な役割があります。

代表的な役割とは、以下の3つが挙げられます。

  • ・防水
  • ・景観の確保
  • ・揺れへの緩衝

 

防水

 

外壁シーリングの最も重要な役割は防水としての機能です。

外壁材どうしの継ぎ目やサッシ回りなどに生じる隙間へシーリングを充填することで、雨水など水分の侵入を食い止めることができます。

 

景観の確保

外壁シーリングの仕上げは景観を左右する大きな要素です。

外壁材の端部など断面が見えた状態では、見た目にきれいな仕上がりとはいえませんが、シーリングを打つことで覆い隠すことができます。

そして複数の材料を組み合わせて形成される壁は、シーリングによって一体感が生まれます。

また外壁シーリングの仕上がりは高度な施工精度が伴う必要があるので、プロの専門業者の技術によって実現できる部分でもあります。

 

揺れへの緩衝

シーリング材には弾力性があることが特徴です。

地震の発生時には追随しながら揺れを吸収し、大きな破損を防ぐ緩衝材としての機能があります。

また外壁材の種類によっては外気の温度変化で伸縮することもありますが、シーリングの弾力性でそのような動きに影響を受けません。

 

外壁シーリングの劣化が建物に与える影響とは

シーリング材は、経年によって必ず劣化します。

外壁シーリングが劣化すると、ひび割れや剥離といった症状が現れ、そのまま放置すると建物にとって非常に悪い影響を与えることになります。

とくに懸念されるのは建物内部へ雨水などの水分が侵入することです。

もし水分が侵入すると、壁の内部ではカビや腐食が発生したり、場合によっては重要な構造を傷めたりすることもあります。

構造が傷むと耐久性は低下し、地震が起こると揺れに耐えることも難しくなるなど安全性を脅かす原因となります。

また壁内部は視覚的に確認することが難しいため、症状が深刻化してもなかなか気付かないことが多いのも特徴です。

しかし建物の耐久性に関わることであるため、劣化状態を見極め、必要に応じた早めの対処が非常に重要となります。

なお、外壁シーリングの劣化症状に関しては「外壁シーリングの寿命を縮める劣化症状とは?メンテナンスの注意点は?」の記事を参考にしてくだい。

 

外壁シーリングの劣化対策は定期的な点検とメンテナンス

シーリングの劣化は、建物に与えるダメージが大きく、メンテナンスの有無が建物寿命を左右するカギとなるため注意が必要です。

もし構造まで水分が及び、一旦腐食してしまうと、建物の老朽化は一気に加速し元の状態に戻すことは非常に難しくなります。

大事にいたる前に適切なメンテナンスを行うことが建物にとって重要です。

また、劣化の状態を判断し、適切なタイミングで適切なメンテナンスを実施するためには定期的な点検が必要になるでしょう。

一般的にシーリングの耐用年数はおよそ5年~10年程度といわれていますが、使用する材料や環境によって劣化の進み方にも違いが生じます。

とくに外壁塗装も定期的に塗り替えをしなくてはなりませんが、シーリングと耐用年数が異なることがある点でも注意が必要です。

外壁塗装とシーリングのメンテナンスは、それぞれ劣化の状態に応じて必要な対処を行います。

ただし、これらのメンテナンスはともに足場の設置が必要となるため、必要となるコストを考慮すると同時に行うことが望ましいでしょう。

定期点検で状態を見極め適切なメンテナンスを行うことが、建物の機能を長く維持することにつながります。

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