屋上から雨漏り!?通気緩衝工法と密着工法の違いとは?【ウレタン防水】

2021.6.5

九州地方や近畿・東海地方では、平年と比較して約20日程度早い梅雨入りとなりました。

関東や北陸地方も間もなく梅雨入りとなるでしょう。

梅雨の時期と言えば気になるのが雨漏りですよね。

今回は屋上やベランダなどからの雨漏りに焦点をあて解説していきます。

ウレタン防水-通気緩衝工法とは?

ウレタン防水

ウレタン防水は屋上やベランダの床面に液体状のウレタンを複数回塗ることで防水層を形成し雨水の侵入を防ぐ防水工法の1つです。

ウレタン防水はシームレスな防水層に仕上がるため、繋ぎ目から雨漏りを起こす心配がありませんし、見た目が美しく仕上がるのが特徴的です。

ウレタン防水にはいくつか工法があります。

密着工法

密着工法は、ウレタン樹脂を下地に直接塗る工法です。

下地の影響を受けやすい工法のため、下地がきちんと処理されていなかった場合防水層のひび割れや膨れ等が発生しやすくなります。

また、すでに雨漏りが発生している建物の場合、建物が水分を含んでいる状態でウレタン樹脂でフタをすることになってしまいますので、逃げ場を失った水分が膨れを起こしひび割れを生じさせる恐れがあります。

費用が安く工期も短いというメリットがありますが、新築や劣化の程度が軽い場合にしかおすすめできません。

通気緩衡工法

通気緩衡工法(絶縁工法)は、下地の上に無数の穴が空いた通気緩衝シートを貼り付け、その上からウレタン樹脂を塗布する工法です。

通気緩衝シートには内部の湿気を排出するための脱気盤・脱気筒が取り付けられるため、築年数が古い建物やすでに雨漏りが発生している建物にもおすすめです。

メッシュ工法

メッシュ工法は、下地の上にメッシュシートを貼り付け、その上からウレタン樹脂を塗布する工法です。

密着工法よりはひび割れしにくい防水層となりますが、湿気を排出する機能はありませんので、膨れが発生する可能性があります。

ウレタン防水-通気緩衝工法の施工方法

ウレタン防水

①高圧洗浄
プライマーや防水材を定着させるために、高圧洗浄でしっかり汚れを落とします。

既存の防水層に水が溜まっている場合は既存の防水層を撤去してから施工し、ひび割れなどが発生している場合は補修を行います。

②プライマーの塗布
プライマーを塗布することで、ウレタン樹脂が下地に吸収されるのを防ぎ接着性を高めます。

③接着剤の塗布
通気緩衝シートを取り付けるための接着剤を塗布します。

④通気緩衝シートの敷設
通気緩衝シートを貼り付けます。

繋目をなくすためにシートとシートの間にテープを貼り、シートを貼り付けた後はねじれやよじれを防ぐためにローラーで丁寧に整えます。

⑤脱気装置の設置
下地に含まれた水分を排出するための脱気盤・脱気筒を設置します。

50㎡につき1つ取り付けるのが目安となっています。

⑥ウレタン防水材塗布
ローラーやコテを使用しウレタン樹脂を2回塗布します。

⑦トップコート塗布
紫外線によるウレタン防水の劣化を防ぐためにトップコートを塗布します。

ウレタン防水-通気緩衝工法 補修のタイミング

ウレタン防水の耐用年数は10~15年程度ですが、トップコートの耐用年数は約5年程度のため、表面にひび割れが目立つようになってきたらトップコートの塗り替えのサインです。

トップコートがひび割れているからといってすぐに雨漏りするというわけではありませんが、トップコートが劣化しウレタン防水が露出してしまうと、防水層にひび割れが発生し雨漏りの原因となってしまう恐れもありますので、劣化の程度が軽い内に対処するのが大切です。

ウレタン防水-通気緩衝工法 まとめ

ウレタン防水

ウレタン防水工事というのはあまり知識のない塗装業者がただ塗ればいいという感覚で施工している場合も多く、被害相談が多い工法でもあります。

建物全面に足場をかけて行う外壁塗装や屋上防水工事はヤブ原産業の得意分野です。

まずはお気軽にご相談ください。