COLUMN 建物トラブル解決コラム

外壁塗装は雨でも行える?工事にどんな影響がある?

2022.12.8

「外壁塗装中に雨が降ってきたけど大丈夫かな?」
「雨の多い時期は外壁塗装しないほうがいいかな?」
「今日は雨が降りそうだけど工事できるかな?」

外壁塗装を行う上で気になってくるのがお天気ですよね。

外壁塗装は雨でも行えるのか?

結論からお伝えすると、雨の日に外壁塗装工事を行ってしまうと耐久性や仕上りなどに様々な不具合が出てくる可能性があるため、基本的には雨の日には外壁塗装工事は行えません。

雨の日に外壁塗装ができない理由

日本建築学会が発行している「建築工事標準仕様書・同解説 JASS18塗装工事」に、「塗装場所の気温が5℃未満、相対湿度が85%以上もしくは換気が適切でなく結露する等によって塗料の乾燥に不適切な場合は、原則として塗装作業に着手しない。」と記されています。

気温5度未満だと外壁塗装に不適切な理由

気温が5℃未満だと塗膜が硬化するまでに時間がかかり過ぎてしまうため、硬化中に粉塵がついたり水滴がついてしまい硬化不良に繋がる恐れがあるほか、水性ペンキは5℃以下では水分が蒸発しないため乾燥しないという不具合が起こります。

また気温が低いと結露が発生しやすいというのも塗装工事ができない理由の一つです。

屋根や外壁が濡れている状態で塗装をしてしまうと乾燥する際の水蒸気の逃げ場がなくなり、ふくれなどの施工不良の原因となります。

また、塗装後の硬化が完全に済んでいない状態で結露が起きてしまうと、塗膜が流れてしまったり、硬化不良の原因にもなってしまうほか、塗装表層に水分が侵入してしまうと、かぶり(ブラッシング)という塗膜の白化現象が起きてしまう可能性もあります。

結露はなぜおきる?

家が腐ってしまう最大の原因は結露とも言われていることをご存じでしょうか?

空気が含むことのできる水蒸気量の上限(飽和水蒸気量)は、気温が低くなると小さくなります。

暖かい空気が冷やされると飽和水蒸気量を超えてしまため、余分な水蒸気が液化(凝縮)して窓ガラスやグラスなどの表面に水となって現れます。

これが結露です。

冬は結露が発生しやすい時期となります。

結露は温度差が大きい場所や、湿度が高く空気が滞留しやすい場所に起こりやすく、窓ガラスやサッシの他にも、壁や床下、押入れなどにも発生します。

結露を放っておくとカビの原因となるほか、木材を腐朽させてしまったり、シロアリを呼び寄せる原因にもなってしまいますので、窓際の断熱性能を高めたり、こまめな換気を行って余分な水蒸気を取り除きましょう。

 

湿度が85%以上だと外壁塗装に不適切な理由

湿度が85%以上だと外壁塗装に不適切な理由も気温と同様で、塗膜が硬化するまでに時間がかかり過ぎてしまうため、硬化中に粉塵がついたり水滴がついてしまい硬化不良に繋がる恐れがあるためです。

塗料に含まれる溶剤が蒸発していくことで塗料が固まっていくのですが、液体が気体になる際に発生する気化熱によって塗面の温度が下がり、結露を発生させ、かぶりの原因となってしまいます。

外壁塗装は雨でも行える? まとめ

悪質業者の中には雨の中でも作業を続行する業者や、雨が止んだからといって乾燥を待たずにすぐに作業を再開する業者も存在します。

雨の日に外壁塗装工事を行ってしまうと耐久性や仕上りなどに不具合が出てくる可能性があるため基本的には雨の日には外壁工事は行えませんし、足場も滑りやすくなっていますので安全面の観点からも非常に危険です。

外壁塗装工事中に雨が降ってきた場合、作業を続行することは基本的にありませんし、降水確率が50%を超えるようであれば、作業を行わないあるいは軒天など雨水が当たらない場所に限って塗装を行うなど作業内容を変更して塗装を行います。

契約前に降雨時の対応を事前に聞いておくと安心ですね。

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