シーリングの水抜きパイプ設置方法

2020.6.24

シーリングの水抜きパイプ設置方法について

雨漏りの原因に、シーリングの裏側を通ってまったく別の場所に漏水してしまうことがあります。

PC板など目地内部に溜まった雨水を外部へ速やかに排水するためには水抜きパイプを設置するのがもはや常識です。

PCとは

PCは、プレストレスト(Prestressed)コンクリート(Concrete)の略称で、直訳するとあらかじめ応力を与えられたコンクリートという意味になります。

コンクリートが圧縮力に強く引張力に弱いという特性があるのに対し、鉄筋の5~6倍の強度を誇るPC鋼材を使用されたPCは引張応力が制御され、コンクリートの最大の弱点である引張力に弱さを克服し、引張応力によるひび割れを防ぐことができるコンクリート材です。

水抜きパイプの形状

水抜きパイプは専用の塩ビ製の物を使うことが多いのですが、真鍮製のパイプや細いホースを使って代用も可能です。

形状はI型(ストレート)やT型、L形(90度)などがあり、逆止弁機能付きのものもあります。

水抜きパイプ

化研マテリアル株式会社より参照

逆流する恐れがある場合には、逆止弁機能付きを使用することをおすすめします。

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水抜きパイプ設置方法

水抜きパイプ設置方法

1 既存のシーリングを撤去します

2 養生プライマーを塗布します

3 目地に一次シールを充填します

4 バックアップ剤と水抜きパイプを設置します

  ※施工の際、押し込みすぎて穴が塞がらないように注意してください

5 二次シールを充填し完成です

外壁からの雨漏り修繕をご希望される場合、シーリングの破断や剥離、タイルのひび割れなどを補修するのですが、水抜きパイプを設置しておくことで室内に漏水しない構造となります。

水抜きパイプ注意点

1 パイプ穴が塞がらないように注意する

水抜きパイプを施工する際、パイプ穴が塞がらないよう設置時に裏側のクリアランスを十分確保してください。

水抜きパイプが設置されていても穴が塞がっているケースが多いため、施工の際は特に注意して施工する必要があります。

2 適切なパイプの長さを選ぶ

パイプ径が短いと雨漏りの原因になってしまうため、適切なパイプの長さを選ぶことも重要です。

3 適切な位置に設置する

水抜きパイプを設置する際は、水の流れ道を想定し適正な位置に設置しましょう。

水抜きが機能していない例として、水抜き穴がシーリングされていた事例があります。

水を抜くための施工が、水を溜め込んで建物を劣化させてしまうケースもありますので、穴が塞がっていないか、適切な長さになっているか、適切な位置に設置しているかなどしっかり確認し、施工を行いましょう。

また、近頃は大雨による漏水被害が増えています。

横殴りの強い大雨の際にサッシの水抜き穴内部に雨水が入り込み、繋ぎ目から雨漏りしていたケースもあります。

この場合、水抜きの機能を活かしつつ水抜き穴に雨が侵入しないようにするには、横殴りの雨を避けることができる水抜き用のカバーを設置するか、別途水抜きパイプを設置し、侵入した雨水を逃がしてあげるといった方法で雨漏りを修繕することが可能です。

ただし、あくまでこれは最小限部分補修になりますので、同じような症状がほかの箇所でも見られるようであれば早い段階で全面改修をした方が建物への被害を最小限に抑えることができます。

雨漏りは早期の対策が肝心です。

雨水の侵入経路や雨漏りの原因は、プロであっても判断が難しいケースも少なくありません。

雨漏りは早期に修繕することで、建物の腐食やシロアリの発生を防ぐことができますので、少しでも雨漏りが気になるという箇所があれば、早めの対策がおすすめです。

ひび割れ、塗装、雨漏り、防水、シーリングなどの工事業者選びでお困りでしたら、弊社までお気軽にご相談ください。 お問い合わせ・ご相談はいつでも無料です。

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