ブロック塀のひび割れは危険?補修方法や長持ちさせる方法をご紹介

2020.8.31

ブロック塀は、通行人の視線を遮ったり、侵入を防いだりするなどさまざまな目的で利用されています。

ブロックは安全性を確保するために高さや厚さ、鉄筋の径やピッチなど細かな規定が建築基準法に定められています。建築基準法を守って施工されたブロック塀であれば30年程度はもつと言われており、万が一の地震発生時にもすぐに倒壊することはないでしょう。

しかし、規定が守られていない場合、あるいはひび割れや欠損などの症状をなにもせずに放置した場合などは、適正な耐久性は期待できません。最悪の場合、倒壊して周辺を危険にさらすこともあるため注意が必要です。

この記事でご紹介する内容
  • ・ブロック塀にひび割れや欠損が起こる原因
  • ・補修する方法
  • ・ブロック塀を長持ちさせる方法

 

 

ブロック塀にひび割れや欠損が生じる原因とは?

ブロック塀にひび割れや欠損が生じる原因は、以下の通り大きく2つです。

  • ・外的圧力
  • ・経年劣化

 

それぞれ解説いたします。

外的圧力

ブロック塀にひび割れや欠損が生じる原因として多いのは、自動車の接触や、地震や地盤沈下などの外的な力が加わるケースです。

このような外的圧力によって、コンクリートブロック本体や目地部分にひび割れや欠損が生じることがあります。

経年劣化

コンクリートブロックのつなぎに使用されるモルタルなどは、乾燥収縮や温度変化などさまざまな理由で比較的簡単にひび割れが起こります。そして、ひび割れから空気や雨水などが入り込むようになり、セメントに含まれる成分と空気中の炭酸ガスが反応すると徐々に中性化します。

中性化が進むと内部の鉄筋が錆びてしまうことがあり、錆びた鉄筋は膨張するため内側から圧力が加わるようにひび割れはさらに範囲を拡大するのです。

鉄筋が錆びるとブロック塀の耐久性は著しく低下し、傾いたり、地震が発生すると倒壊することもあります。

なお古いブロック塀には、鉄筋が入っていないものや、長さが不足しているものなどが多く残っており、それらは非常に危険なため社会問題となっています。

 

ブロック塀ひび割れの補修方法

ブロック塀は、0.3mm未満のひび割れや小さな欠損など軽度な症状の場合はDIYで補修することが可能です。

ただし、規模の大きなひび割れや欠損、傾きや鉄筋の露出など重度の症状が見られる場合は不測の事態にいたる前に専門業者に依頼するようにしましょう。

ブロック塀の補修は基本的にコンクリート補修と同様に考えられますが、重度の症状が見られる場合はつくり直すことも多くなります。

それでは、DIYで行うブロック塀の補修手順について簡単に解説いたします。

大きな流れは以下の2ステップです。

  • 1.ひび割れ周辺の清掃
  • 2.ひび割れ部へ補修材を充填

 

1.ひび割れ周辺の清掃

補修箇所の周辺の汚れをスポンジなどできれいにします。コケやカビがある場合は中性洗剤か市販の専用洗剤を使うとよいでしょう。

汚れが残っていると、補修材がうまく密着しないため念入りに行うことがポイントです。

2.ひび割れ部へ補修材を充填

モルタルやホームセンターで販売されているブロック塀補修材などを、ひび割れ部に充填して平滑にならします。乾燥したら完成です。

補修材の使用については、安全のためにも説明書に記載されている使用方法を必ず守るようにしましょう。

なお、プロが行うひび割れ補修については下記の記事を参考にしてください。

【コンクリートひび割れ】発生原因と補修方法!適切な補修材は?

ブロック塀を長持ちさせる方法

建築基準法の規定を満たしていない場合や著しい劣化がある場合などは、危険がともなう可能性があるため専門業者に点検を依頼しましょう。

そして、ブロック塀を安全な状態で長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが効果的です。

おもなメンテナンス方法とは以下の2つです。

  • ・ブロック塀の定期的な清掃
  • ・ブロック塀の塗装

 

ブロック塀の定期的な清掃

ブロック塀は、外部にさらされていることから、多くの汚れやコケなどが付着します。

これらは劣化要因にもなるうえ美観にも影響するため、定期的に清掃することで長期的な機能維持も可能です。

家庭用の高圧洗浄を使うと効率的に落とすことができます。またプロの業者に依頼すると、専門的な方法で汚れを落とし、美しい外観がよみがえるでしょう。

ブロック塀の塗装

ブロック塀を塗装すると、汚れやコケなどを付着しにくく、また付着したとしても落としやすくなります。更に見栄えが良くなり、大きく印象を変えられます。

劣化を抑えながら美しい状態を長く維持できるので、大変オススメです。塗料のグレードを上げることで、より長持ちさせることも可能になります。

 

ブロック塀が安全性を確保できているか点検してみませんか?

ブロック塀のひび割れは、外的圧力と経年劣化が原因となり起こります。

ひび割れが起きてしまった場合、0.3mm未満のひび割れや小さな欠損はご自身で補修することが可能ですが、それ以上の規模のひび割れに関しては専門業者に依頼することをオススメします。

ひび割れや欠損を発見した場合、内部の鉄筋が錆びてしまうような深刻な事態にいたる前に補修することがとても重要です。

放置しているひび割れがある場合や、古いブロック塀で鉄筋が入っているか分からないなど、気になることがございましたら是非お気軽にご相談下さい!