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左官仕上げといえばこれ!漆喰仕上げの特徴と代表的なテクスチュア

2023.12.19

これまで左官仕上げの種類についていくつか紹介してきましたが、今回は左官仕上げの中から「漆喰仕上げ」の代表的なテクスチュアについて紹介していきます。

左官仕上げの種類│漆喰仕上げ

漆喰仕上げは、壁面や天井などの表面仕上げに使用される伝統的な塗装技法の一つです。

漆喰は、石灰や大理石粉などの材料を使用して作られた塗料で、素材自体が自然な質感を持ち、空気中の湿気を吸収・放出することができるため、室内の湿度調整に役立ちます。

漆喰は、伝統的な技法として古くから使われてきましたが、現代の建築やデザインでも人気があり、その美しい質感や持続可能性、環境への配慮から、多くの人々が漆喰仕上げを選択するようになっています。

左官仕上げの種類│漆喰仕上げ〈金鏝押さえ仕上げ〉

金鏝(かなごて)押さえ仕上げは、漆喰を使った壁面仕上げの一種であり、独特の模様や質感を作り出す技法です。

この技法では、漆喰を塗った壁面に金鏝を使って押し付けることで、表面に模様を刻み込み、金鏝の紋様や押し方によって、独特の質感や模様を生み出すことが可能です。

金鏝押さえ仕上げは、技術と経験が必要な伝統的な技法であり、職人の手によって丁寧に行われます。

この技法は美しさと特有の風合いから、建築物の内装や特別な空間における装飾として愛されています。

左官仕上げの種類│漆喰仕上げ〈鏝波仕上げ〉

鏝波(こてなみ)仕上げは、壁面仕上げの一種であり、特有の波状の模様を漆喰の表面に作り出す技法です。

鏝波仕上げは鏝を斜めに傾けながら、漆喰表面をなぞるように動かし波模様をつくり出します。

この際、鏝を傾ける方向や力の加減によって、波模様の大きさや形状を調整し、均等で美しい波模様ができるよう、綿密に作業を行います。

鏝波仕上げによって作られた波模様は、漆喰の表面に凹凸を生み出し、光の反射や影の変化によって独特の美しい質感を演出します。

左官仕上げの種類│漆喰仕上げ〈引きずり仕上げ〉

引きずり仕上げは、壁面や天井などに漆喰を塗布した後、ブラシやスパチュラなどを使って一定の方向に引っ張ることで、模様やテクスチャを形成する技法です。

引きずる方向や道具の角度によって、作られる模様や質感が異なり、独特の縞模様やテクスチュアが生み出されます。

これにより、光の当たり方や角度によって、表面の美しい光沢感や立体感が生まれます。

引きずり仕上げは、職人の技術と経験が必要であり、美しい模様を作り出すためには熟練した手技が求められます。

左官仕上げの種類│漆喰仕上げ〈ランダム仕上げ〉

ランダム仕上げは、壁面や天井などの表面を不規則な模様や質感で仕上げる技法です。

ランダム仕上げの手法は様々であり、湿った漆喰にスポンジや布を使って押し付けたり、軽くこすることで、表面にランダムな模様を作り出したり、スパチュラや鏝などの平たい道具を使って不規則な模様を描いたり、ランダムな質感を作り出すなどといった手法があります。

また、道具を使わずに手の平を使って仕上げるという手法もあります。

ランダム仕上げは、職人の創造性と技術が求められ、自然な質感やユニークな模様を表現するのに適した方法です。

左官仕上げの種類│漆喰仕上げ〈スポンジ仕上げ〉

スポンジ仕上げは、スポンジを漆喰の表面に押し付けたり、軽くこすることで模様を形成します。

スポンジの動かし方や押し付ける強さ、角度などによって、作り出される模様や質感が変化するため、適度な力とランダムな動きを加えることで、均一な模様ではなく、独特の質感を作り出すことができます。

左官仕上げの種類│漆喰仕上げ〈刷毛仕上げ〉

刷毛仕上げは、湿った漆喰の表面に刷毛を使って、模様を形成します。

刷毛を使って漆喰表面をなでる、叩く、または引っ掻くなどの動作を行うことで、刷毛の毛先や角度に応じて、独特の線や模様を漆喰表面に作り出します。

刷毛仕上げも自然でユニークな模様を作り出すことができますが、あまりにも乱雑すぎると均一性を欠くことがあるため職人のセンスが問われます。

左官仕上げの種類│漆喰仕上げ〈ラフフラット仕上げ〉

ラフフラット仕上げは、ヘラやスパチュラなどの道具を使って表面をこすったり、叩いたり、凹凸を作ることで、独特の粗い質感に仕上がるため、自然な風合いや素朴な雰囲気を演出します。

粗い質感が光の反射や影の変化によって独特の風合いを作り出し、空間全体に温かみや自然の魅力を与えます。

左官仕上げにはどのような種類がある?

少し珍しい左官仕上げにはどのようなものがある?

 

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