COLUMN 建物トラブル解決コラム

外壁塗装工事の臭いや騒音で妊婦さんや赤ちゃんに与える影響とは?

2021.11.16

妊娠をされている方や、生まれたばかりの赤ちゃんがいるご家庭の場合、外壁塗装時の臭いで何か影響は出ないかご不安という方もいらっしゃるかと思います。

今回は、外壁塗装による妊婦さん及び赤ちゃんへの影響について、その原因、妊娠中の方でも安心して外壁工事を済ませる方法などについて解説していきたいと思います。

外壁塗装工事|妊婦や赤ちゃんに与える影響

臭いの影響

最初に結論を申し上げますと、外壁塗装の臭いによって妊婦さんや赤ちゃんへ影響が出てしまう可能性はゼロではありません。

これは妊婦さんや赤ちゃんに限った話ではなく、大人であっても動物であっても同様です。

外壁塗装で使用される塗料には、人体に悪影響を及ぼす可能性がある有機溶剤が使用されているためです。

いわゆるシンナーですね。

有機溶剤は強い刺激臭があり、揮発性が高いため呼吸によって体内に入りやすいといった性質があります。

有機溶剤を長時間吸ってしまうと、目や肌の痒み、呼吸器系や消化器系の異常、めまいや頭痛などを引き起こす可能性があるほか、場合によっては精神的な異常をきたす可能性もあり、妊娠中の方は流産や早産に繋がる可能性があるとも言われています。

また、臭いによって直接的な体調不良が起こらなかったとしても、なんか臭いということが原因でストレスを感じてしまうこともあります。

とくに妊娠中はストレスに敏感になっていますので、ストレスが蓄積されてしまうと母子ともに影響が出てしまう可能性があります。

騒音による影響

外壁塗装工事の際、臭いの他に気になることといえば騒音ですよね。

足場を設置する際や解体する際はどうしても大きな音が出てしまいます。

こういった工事の騒音も、妊婦さんがストレスを感じる原因になります。

その他の影響

外壁塗装工事期間中は作業員が敷地内を出入りすることになりますし、場合によってはトイレを貸してほしいとお願いされることもありますので、それらがストレスとなってしまう可能性があります。

また、建物を足場や飛散防止用ネットで囲うことになりますので、圧迫感がストレスになることも考えられます。

外壁塗装工事|妊婦や赤ちゃんに与える影響を回避する方法

他の場所で過ごす

臭いや騒音の影響を避けるには工事期間中(1~2週間程度)はご自宅を離れ、ご実家やウィークリーマンション、ホテルなどを利用し、臭いの元から離れることが一番の解決法です。

とはいえ、ご実家が遠方である場合や宿泊費用のことなどを考えると、ご自宅を離れるのは難しいという方も多いかと思います。

その場合は、工事期間中(日中)だけでも外出し、臭いや騒音から離れてお過ごしになられることをおすすめします。

マスクを着用する

妊娠をされている方で、外壁塗装工事期間中ご自宅でお過ごしになられるという場合は、有害物質の吸入を抑えるマスクを着用しましょう。

塗料を変える

有機溶剤が含まれていない水性の塗料を使うことで、完全な無臭というわけではありませんが、臭いを大幅に抑えることができます。

外壁塗装工事|妊婦や赤ちゃんに与える影響 まとめ

ここまで外壁塗装工事における臭い・騒音の影響について紹介してきましたが、塗装が原因で体調不良に陥るケースというのはごく稀です。

外壁塗装工事中、ずっと臭いが発生しているわけではありませんし、騒音の期間も限られています。

事前に対策をしておくことで、ご不安なく外壁塗装工事を行うことができますので、妊娠をされている方や、生まれたばかりの赤ちゃんがいるという場合は、まずは塗装業者にその旨ご相談ください。

見積もりの際に伝えておけば、外壁塗装に使用する塗料や工期などについてより安心できる提案をしてもらうことができますし、そういった配慮をしてくれない業者は選ばないといった選択をすることもできます。

工事が始まってから塗料を変えるということになってしまうと、追加費用が発生する可能性があるほか、工期も伸びてしまう可能性もありますので、そうならないためにも事前に伝えておくことが大切です。

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