COLUMN 建物トラブル解決コラム

2020.5.4

梅雨時期に多い雨漏りの原因と梅雨入り前にしておきたいこととは?

塗装、外装工事

建物にとって雨水などの水分はトラブルの原因になることも多く、とくに梅雨の時期は注意が必要です。

とくに厄介なのは「雨漏り」で、梅雨で大量の雨が降り続くことで発覚することも珍しくありません。

「雨漏り」が発生すると被害が拡大しやすく、また建物の耐久性を損ねることもあるためできれば事前に対策をしておく必要があるでしょう。

万が一起こってしまった場合でも、早急に適切な処置をとることが重要になります。

今回は、梅雨の時期に多く発生する「雨漏り」について、その原因や梅雨入り前にやっておきたいことなどをご紹介したいと思います。

 

梅雨の時期に雨漏りが起こる原因とは?

梅雨の時期に雨漏りが起こる原因として多いのはおもに3つです。

  • ・破損
  • ・劣化
  • ・排水つまり

破損

屋根や外壁などの仕上げ材が物理的に破損することで、雨水が侵入し雨漏りに発展することがあります。

破損は、とくに台風や強風があったときなど、ものが飛来し衝突があると起こりやすい現象です。

破損で雨漏りが起こった場合は、破損個所などの原因は比較的特定しやすいでしょう。

 

劣化

屋根や外壁は雨水や紫外線から守る役割を担っていますが、表面塗装が劣化すると水分を吸収したり、ひび割れたりしやすくなります。

また外部のシーリングも劣化し剥離すると、雨水が侵入することがあります。

劣化を放置すると徐々に症状が進行し、建物内部まで到達すると雨漏りとなって現れるため注意が必要です。

劣化が原因で雨漏りが起こった場合、時間をかけ長距離を伝わって表面化することもあるため、原因を特定することは難しいケースもあるでしょう。

 

排水つまり

ベランダや屋上の排水ドレンにゴミやコケなどが堆積して雨水がうまく排水されなかった場合、水たまりになり金属製のドレンはサビてしまうなど劣化が進行します。

劣化が進むと部品の接合部分に隙間が生じて雨漏りに発展することがあります。

屋上などはなかなか目にすることが少ない部分でもあるため、雨漏りが起こるまで気づかないということも少なくありません。

 

雨漏り対策として梅雨入り前にしておきたいことは?

梅雨の時期に発生することの多い雨漏りを防止するために、梅雨入り前にしておきたいことについてご紹介したいと思います。

雨漏り対策として梅雨入り前にしておきたいことは以下の2つです。

  • ・排水口の掃除
  • ・外部の点検

 

排水口の掃除

屋上やベランダなど排水口にゴミなどが堆積しているようなら、掃除をしてきれいに取り除いておく必要があります。

適切に排水されることが確認できれば、排水口からの雨漏りは回避できる可能性が高まるでしょう。

水たまりができるような環境は、排水ドレンだけでなく防水層にとっても劣化を促進するため避けなければいけません。

排水口周辺以外にも水たまりができているなら、防水層にも浮きや剥離などの劣化症状が起こっている可能性があります。

もし水たまりが長期間残っているようなら、専門業者に点検を依頼するとよいでしょう。

 

外部の点検

屋根は外壁、防水などの塗装は、10年程度を目安に劣化の状況に応じたメンテナンスを検討することが重要です。

とくに適切にメンテナンスが実施されていない建物などは、梅雨入り前に点検をして必要な処置をしておくと不測の事態を避けられるかもしれません。

また、資産価値を維持するうえで、建物のコンディションを知っておくことも重要です。

雨漏りが起こってからでは、内装まで被害が及んだり、あるいは躯体が傷むと耐久性を損ねたりする場合もあります。

適正な建物寿命を維持するためにも、梅雨入り前のタイミングで点検しておくことをオススメいたします。

 

雨漏り対策:まとめ

雨漏りは、建物にとって寿命を縮めることがあるなど、非常に大きなリスクです。

対策としてできることはやっておく必要があり、とくに雨が続く梅雨入り前のタイミングは効果的といえるでしょう。

またすでに雨漏りが発生している場合は、原因を調査し確実に取り除かなければなりません。

雨漏りの原因調査に関しては「【雨漏り調査】調査方法と原因を特定するポイントとは?」の記事を参考にしてください。

弊社でも、建物調査の実施と、劣化状況から適切な修繕計画をご提案しております。

雨漏りに関することはお気軽にご相談ください。

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