COLUMN 建物トラブル解決コラム

2025.9.8

雨漏り修理の失敗例5選!1年後に後悔しないために

雨漏り、防水、シーリング

「雨漏り修理、プロに頼んだからもう安心!」そう思っていたのに、1年後また天井にシミが…。
それは、雨漏り修理の失敗かもしれません。

雨漏り修理は、ただ水を止めるだけでは不十分です。
原因を特定し、根本から解決しなければ、再び同じ場所、あるいは別の場所から雨水が侵入してくる可能性があります。

この記事では、雨漏り修理でよくある失敗例を5つご紹介。
1年後に「あの時、もっと調べておけばよかった…」と後悔しないために、ぜひ最後までお読みください。

原因を特定しないままの雨漏り修理が招く悲劇

「とりあえず、雨が漏れている部分を塞いでおけばいいだろう」と安易に考えてしまうと、思わぬ失敗を招きます。
例えば、天井にできたシミを見て「屋根瓦の隙間からだろう」と決めつけ、その部分だけをコーキングで埋めてしまうケースです。
しかし、雨漏りの原因は、屋根瓦ではなく、外壁のひび割れや、ベランダの防水層の劣化、時にはサッシと外壁の隙間など、全く別の場所にあることが少なくありません。

応急処置としてその場しのぎの修理をしても、根本的な原因が解決されていないため、すぐに別の場所から雨が漏れてきたり、建物の内部で腐食が進んでしまったりするリスクが高まります。
専門家は、雨漏りの経路を科学的に調査し、正確な原因を突き止めることから始めます。
そうすることで、一度の雨漏り修理で確実に問題を解決し、建物全体の安全を保つことができるのです。

経験不足の業者による雨漏り修理で再発

雨漏り修理には、専門的な知識と豊富な経験が必要ですが、中には十分な実績を持たない業者も存在します。
彼らは、見た目の安さや「すぐに直します」といった甘い言葉で契約を迫り、ずさんな工事をしてしまうことがあります。

経験不足の業者の典型的な失敗例は、診断の甘さです。

雨漏りの原因箇所を特定できず、見当違いな場所を修理してしまうことがあり、その結果、修理後すぐに雨漏りが再発し、結局別の業者に依頼し直すことになり、余計な費用と時間を費やしてしまうことになります。
また、適切な材料や工法を選択できないため、せっかく修理しても耐久性が低く、短期間で劣化してしまう可能性もあります。
信頼できる雨漏り修理業者を選ぶことは、失敗を避けるための最も重要なステップと言えるでしょう。

見積もりが曖昧なままの雨漏り修理は要注意

「一式○○円」と書かれた見積もりほど危険なものはありません。
雨漏り修理は、原因や被害の状況によって工法や材料が大きく異なります。
そのため、本来であれば、使用する材料の種類、数量、作業工程、費用が明確に記載されている必要があります。

曖昧な見積もりは、後から追加費用を請求されるトラブルの原因になりがちです。
「工事中に想定外の劣化が見つかった」などと言われ、法外な追加費用を求められるケースも少なくありません。
また、必要な工事が含まれておらず、結果的に不完全な雨漏り修理になってしまうこともあります。
複数の業者から相見積もりを取り、内訳がきちんと明記されているか、疑問点に丁寧に答えてくれるかなどを確認することが大切です。

施工後の保証がない雨漏り修理に泣く

「保証なんていらないから、とにかく安く済ませたい」という考えは、長期的に見ると大きなリスクを伴います。
雨漏り修理後、しばらく経ってから再び雨漏りが発生した場合、保証がなければ、全て自己負担で再修理しなければなりません。

優良な業者は、施工箇所に自信があるからこそ、数年間の保証を付けてくれますので、万が一、再発した場合でも、無償で再修理に応じてくれるため、安心して任せることができます。

保証期間や保証内容が明確に記載されているか、書面で確認することが重要です。
雨漏り修理は、建物の寿命にも関わる大切な工事ですので、目先の安さだけでなく、アフターフォローの充実度も考慮して業者を選びましょう。

契約を急がせる雨漏り修理業者は避けるべき

「今すぐ契約しないと、キャンペーンが終わってしまいますよ」「この場で決めてもらえれば、特別割引します」など、契約を急かす業者は要注意です。
雨漏り修理は、緊急を要する場合もありますが、焦って決めてしまうと、冷静な判断ができなくなり、悪徳業者に引っかかってしまうリスクが高まります。

特に、訪問販売でいきなり家に来て、不安を煽るようなトークで契約を迫る業者は注意が必要です。
彼らは、正確な調査を行わず、高額な修理を提案してくる場合があります。
信頼できる業者は、まず丁寧な診断を行い、複数の選択肢を提示した上で、お客様がじっくり検討する時間を与えてくれます。
安易に契約せず、複数の業者を比較検討することが、失敗しないための鉄則です。

雨漏り修理の失敗例5選!1年後に後悔しないために まとめ

雨漏り修理の失敗例を5つご紹介しました。
これらの失敗は、適切な業者選びを怠ったことが原因であることがほとんどです。
1年後に後悔しないために、以下のポイントを参考にしてください。

・原因の特定:専門的な知識と経験を持つ業者に、しっかり診断してもらう
・信頼性:実績が豊富で、口コミや評判の良い業者を選ぶ
・見積もり:内訳が明確で、追加費用のリスクが少ないか確認する
・保証:施工後の保証やアフターフォローが充実しているかチェックする
・冷静な判断:契約を急かされず、複数の業者を比較検討する

大切なマイホームを守るためにも、雨漏り修理は慎重に、そして賢く進めていきましょう。

 

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