COLUMN 建物トラブル解決コラム

2023.6.23

梅雨の季節は雨漏り被害が急増します!

雨漏り、防水、シーリング

梅雨の季節は長時間にわたって雨が降り続くことがあります。

大雨が降ると雨粒の勢いや風圧が強くなります。

これにより、屋根の瓦や防水シート、外壁のコーキングなどの防水材料が損傷したり、雨水が侵入する隙間が生じてしまう可能性がありますので、定期的な点検とメンテナンスを行い、屋根や外壁の防水材料や構造物の状態を確認しましょう。

また、大雨が短時間で降ると、排水システムや雨樋の能力を超えるほどの水が建物周辺に集中することがあります。

排水が追いつかなくなることで、建物内部や地下室に雨水が浸入する可能性がありますので、雨樋やベランダの排水溝の詰まりや損傷がないか確認し、必要に応じて清掃や修理を行いましょう。

梅雨の時期に雨漏り被害を出さないために

新築から10年以上経過している、前回の塗り替えから10年以上経過しているといった場合は、塗膜が劣化し防水機能が低下している恐れがありますので、外壁塗装のご検討をおすすめします。

劣化を確認しやすいのが、コーキングのひび割れと外壁のチョーキングです。

コーキングのひび割れ

コーキングとは、建物や構造物の隙間や接合部を密封し防水性や気密性を確保するもので、サイディングボードとサイディングボードの繫ぎ目や、サッシの周りなどに充填されているゴム状のものです。

外壁のコーキングにひび割れや剥離、肉痩せなどが生じている場合、その隙間から雨水が侵入し雨漏りを発生させる可能性がありますので、なるべく早めに対策を講じることが大切です。

多少のひび割れなら…と放置してしまいがちなのですが、ゲリラ豪雨など短期間に大量の雨が降った場合、小さな隙間に大量の雨水が流れ込む危険性もありますので、早めの対応が建物の保護と長期的なメンテナンスにつながります。

外壁のチョーキング

外壁のチョーキング(白亜化現象)とは、塗膜の劣化現象の一つです。

塗膜が経年劣化や環境要因によって劣化することで、外壁表面に白い粉状の物質(チョーク状の粉)が現れる現象を指します。

外壁材を手で軽く撫でてみて、手の平に白い粉が付着するようでしたら塗膜が劣化しているサインです。

※石粒が混ざったペンキで模様を付けているジョリパット外壁とリシン吹付外壁は、チョーキング現象は発生しませんが劣化していないということではありません。

室内環境から梅雨の雨漏りを予防しよう

梅雨の季節は湿度が高くなり、建物内外の温度差による結露が発生しやすくなります。

結露が壁や天井に染み込むと、カビや腐食の原因となり、雨漏り被害を引き起こす可能性があります。

高い湿度を抑えるために、適切な換気を行い、結露の発生を防ぐことが重要です。

また、梅雨の時期は気温や気圧の変化が大きく、湿気によってカビやダニが増殖するなど、ぜん息発作につながる危険が増える可能性があると言われています。

症状は主にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみや充血、皮膚のかゆみや発疹などがあり、悪化した場合呼吸困難を引き起こす可能性もあります。

これらの症状が長期間続く場合や日常生活に支障をきたす場合は、なるべく早めに医師やアレルギー専門医に相談しましょう。

梅雨の季節は雨漏り被害が急増します まとめ

大雨によって雨漏り被害が急増すると、大量にわいてくるのが悪質業者の存在です。

近所で工事をしていて屋根がずれているのが見えた、すぐに修理しないと大変なことになる、今なら無料で屋根点検を行うなど、不安を煽ってお得感を提示し、すぐに契約を結ぼうとしてきます。

壊れていないのにわざと壊して下りてくるという例もありますので、屋根に上げるのは絶対にやめましょう。

信頼できる業者は妥当な見積もりや契約条件を提供し、明確な説明と透明性を持って対応するはずです。

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