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防水工事ガイド:業者の選び方と最適な工法

2022.2.16

多くの防水工事業者から見積もりを受け取ると、しばしば工法やコストが業者ごとに大きく異なることに気づきます。このような差異はなぜ生じるのでしょうか? 実は、各業者が得意とする防水方法やそれに伴う費用設定が原因で、それぞれの業者は自社の利点に合わせた工法を提案する傾向があります。建物の構造や劣化状況に応じて最適な防水工事を選ぶことが重要ですが、常に最良の選択が行われるとは限りません。業者への全面的な信頼は大切ですが、自身で防水の基本的な知識を身につけることも役立ちます。この記事では、防水の各種類、それらが適する建物や部位について詳しく説明します。

防水工事の見積もり差異の理由

防水工事における見積もりは、業者によって大きく異なることがよくあります。これは、業者がそれぞれ得意とする防水方法に基づいて、工法や価格を設定しているためです。一つの業者が特定の防水工法を推奨するのは、その方法が自社の得意分野であるためであり、他の方法が客観的に適していても、業者は自社の利益を優先する傾向があります。

各業者の得意とする防水方法とその影響

防水工事の必要性は、建物の構造や状態に応じて異なります。特に木造建築やコンクリート建築では、防水層の劣化が雨漏りの原因となり、建物の耐久性に影響を及ぼすことがあります。このため、防水工事は定期的に行う必要があります。

主要な防水方法の比較と特徴

防水工事は、建物の構造や環境によって適切な方法が異なります。以下に、主要な防水方法の特徴を詳しく説明します。

  1. 塩ビシート防水
    • 特徴:塩化ビニールで作られたシート状の防水材。膜厚が均一で、現場での施工ムラを減らせます。
    • 適用:凹凸のある下地にも適用可能で、作業が容易。特に大面積の屋上やベランダに適しています。
    • 施工法:密着工法(接着剤を使用)と機械的固定工法(専用機械での固定)があります。密着工法は改修工事に向いていますが、既に雨漏りがある場合は適用できません。
  2. 改質アスファルト防水
    • 特徴:アスファルトを改質して作られたシート状の防水材。厚みがあり、耐久性が高い。
    • 適用:特にマンションの屋上などでの使用が多く、既存の改質アスファルト防水を更新する際に適しています。
    • 欠点:防水材自体が重いため、施工が大変なことがある。
  3. ウレタン塗膜防水
    • 特徴:ウレタン樹脂を使用した液体状の塗り防水。凹凸のある下地には事前の修理が必要ですが、複雑な形状や狭い場所にも塗ることができます。
    • 適用:マンションやアパート、ビルの屋上やベランダに適しており、多用途性が高い。
    • 注意点:乾燥に時間がかかるため、天候によって工事期間が延びることがあります。
  4. FRP防水
    • 特徴:繊維を特殊樹脂でコーティングした強化プラスチックの防水。軽量で強度があり、狭い場所での工事にも適しています。
    • 適用:特に住宅のベランダなどで多く使用されます。
    • 欠点:雨や湿度が高い場合には施工できない場合があり、刺激臭や有害なガラス繊維の飛散が問題となることがあります。

これらの防水方法を選択する際は、建物の構造や状態、さらには業者の技術や経験を考慮することが重要です。それぞれの特徴を理解し、最も適した防水工事を選ぶことが、建物を長期間守るための鍵となります。

信頼できる防水業者の選び方と意義

適切な防水工事を選択するには、信頼できる業者を見つけ、それぞれの建物に最適な方法を選ぶことが重要です。このガイドが、あなたの建物に適した防水工事を選ぶための一助となれば幸いです。

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