COLUMN 建物トラブル解決コラム

2018.9.12

アパート塗装 見積りの時に重視するポイント

アパート、マンション

こんにちは横山です。

関東のお客様からアパート塗装の見積もり依頼をいただきました。

弊社の本社でも工事の見積もり対応しております。

ヤブ原産業株式会社 工事専門サイト

改修工事.JP

埼玉、東京などの物件もお気軽にご相談ください!

 

 

先日、仙台市内にある賃貸アパートの建物調査に行ってきました。

写真や建物の情報をいただいても基本、見積り前には現地確認を必ず行うようにしています。

そうしないと建物のイメージが想像つかないので算出する修理費用もアバウトになってしまいます。

 

今回は特に金額を重視する案件でしたのでより正確な見積りをするため詳細に調査をしました。

見積もりのポイント

 

見積りで重視したポイントは次の3つです。

 

・屋上防水の全面やり替えか、部分修理か

 

既存の屋上防水は露出アスファルトシート防水でした。

劣化が進んだ防水であれば水ぶくれや亀裂などが目立ちますが今回は特になし。

気になったのはドレン部分に溜まったゴミや泥でした。

ゴミのせいで排水が悪くなっているようでした。

よくドレン部分だけの修理方法として改修用ドレンを使うことがありますが今回は使用しないことにしました。

改修用ドレンを使うことでかえって段差が生まれ水はけが悪くなる可能性が高いからです。

よって今回はドレンの周囲だけ既存のシート防水を部分的に撤去。

その後新しいシート防水を張ります。

これで漏水する可能性の高い排水部分の修理と水の流れを解消することが出来ます。

また予算も抑えることができるので良い方法だと思います。

 

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・外壁ひび割れや欠損の見込み数量

 

ひび割れ修理の数量は推測で算出する場合がほとんどです。

そのため見込みが多すぎても金額が高くなりますし、少なすぎても追加費用が発生してしまうことになります。

今回は予算を重視しているためギリギリの数量を見込むことにしました。

よく金額を安くしようとするあまりひび割れ修理の方法にシーリング刷り込みを選択する会社さんがあります。

しかしシーリング刷り込みはひび割れ表面を埋めるだけの簡易的な方法なので修理方法としては不十分。

注入補修できない0.1㎜程度のひび割れには有効ですがそれ以上のひび割れにはやはり樹脂注入を行いましょう。

どうしても予算が合わない場合には修理対象のひび割れを0.3㎜や0.4㎜にするなど調整も可能です。

ひび割れ修理方法は様々ありますので専門知識がある方に依頼するようにしましょう。

 

・外壁塗装グレード

 

工事費用で大きく占める工事が外壁塗装です。

面積が1000㎡や2000㎡ある時は数百円/㎡違っただけでも数十万の違いになります。

なので用途に応じた塗装材を選定することが必要ですね。

今回の外壁は剥がれや細かなひび割れもなし。目立った漏水もなし。

今の塗装が吹き付けタイルなので一番費用を抑えたトップコート塗装で大丈夫でしょう。

吹き付けタイルはトップコートとの相性も良いのでベストな選択ではないでしょうか。

そして材質をウレタンよりグレードを上げたシリコン系塗料にします。

費用が高くなると心配になりますが実際塗料の価格はほとんど変わりません。

たっぷりと塗って仕上げればきっとピカピカの出来映えになることでしょう。

 

毎回見積りを行っていて感じるのはいかに実際の工事を意識して見積りするかです。

・こうしたら長持ちするだろうな。

・この方法であれば金額的に抑えることができるな。

・工事中に問題が起きた場合を想定してこの項目を入れておこう。

という具合に最終的に追加費用の発生や、より良い工事を行いオーナーに満足してもらう。

この事を意識して見積りを行っています。

実際の工事で見積り時の予測通りに納まったときは気持ちも良いですからね。

 

工事のコースと費用をこちらにまとめています→ コースと費用

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→ 見積もり相談

 

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