COLUMN 建物トラブル解決コラム

2024.3.11

地震で基礎にひび割れを発生させない・発生してしまったときの対処法

ひび割れ、浮き、タイル工事

基礎というものは、建物の構造を支え、地盤に安定して設置される重要な部分です。

建物の基礎というのは建物全体の安定性と耐久性を確保するために設計されており、適材適所で施工された基礎は、建物の重みを地盤に適切に分散し、外部からの力に対して抵抗する能力を持っています。

ただし、地域の地質条件や建物の構造、地震の発生頻度などによって、基礎に影響を及ぼす可能性があります。

地震で基礎にひび割れが発生する可能性

地震の揺れによって建物が振動し、それが基礎に負荷をかけることで、ひびが入る可能性があります。

地震の規模や建物の構造、地質条件などが影響しますが、基礎のひび割れは比較的一般的な現象です。

建物の基礎にひびが入ると、その影響が建物全体に及ぶ可能性があり、修理が必要になることがあります。

地震が頻繁に発生する地域では、建物の設計や基礎の補強など、地震に備えた対策が重要です。

地震で基礎にひび割れが発生してしまった場合の危険性

基礎は建物の構造を支える重要な要素です。

基礎にひびが入ると、建物全体の構造的な弱点が生じ、安定性が損なわれる可能性があり、建物の倒壊や崩壊の危険が生じる可能性があります。

地震によって基礎にひび割れが発生してしまうと、水が基礎内に浸入する可能性が高まり、建物内に水害が発生する可能性があります。

水害は建物の構造や内部の材料に損傷を与え、カビや腐食の原因となります。

また、基礎にひび割れが発生してしまうと、基礎が地盤の変動に対応する能力が低下し、建物全体に影響が及ぶ可能性があり、地盤の変動に対応するための適切な対策がない場合、建物は地盤によって引き起こされる変動に弱くなってしまいます。

基礎のひびが建物全体に影響を与える場合、住む人々や使用者に対する安全上の問題が生じる可能性がありますので、早急な対応が必要です。

地震で基礎にひび割れを発生させない方法

基礎のひび割れを防ぐためには、地盤の調査と適切な基礎設計が重要となります。

建物を建てる前に地盤の調査を行い、地盤の特性を正確に把握し、その情報に基づいて適切な基礎の設計を行います。

地盤の変動に対応するために、柔軟性を持たせたり、地震対策を施した基礎を採用することが必要です。

また、日ごろから建物の基礎は定期的に点検し、ひび割れや変形がないか確認することも忘れてはいけません。

特に、地震や大雨などの後は注意が必要です。

早期にひび割れを発見した場合、迅速かつ適切な修理を行いましょう。

地震で基礎にひび割れが発生してしまったときの対処法

地震で基礎にひび割れが発生した場合、早急な対処が重要です。

ひび割れが放置されると、建物の構造に悪影響を与え、水漏れや他の損傷の原因となります。

まずは専門家にご相談ください。

基礎のひび割れに対する補修方法は、ひび割れの大きさ、原因、建物の構造などによって異なります。

小さなひび割れに対しては、エポキシ樹脂やポリウレタン樹脂を注入して補修を行います。

エポキシ樹脂やポリウレタン樹脂を注入することによってひび割れが拡大せず、さらなる浸水や損傷を防ぐことができます。

特にポリウレタン封入は柔軟性があり、ひび割れの動きに対応しやすい特性があります。

大きなひび割れや基礎の構造的な問題がある場合、鉄筋などの補強材料を追加することによって、基礎の強度を向上させることができます。

より深刻なひび割れや基礎全体に問題がある場合、基礎の一部または全体を再構築しなければいけない可能性も出てきますので、ひび割れを発生させない、あるいは定期的に点検・補修を行うことで、被害を最小限に抑えることが大切です。

地震で基礎にひび割れを発生させないために

日本は地震大国です。

今後の地震への備えとして、基礎の地震対策を強化することも重要です。

耐震補強工事は、建物の地震への耐性を向上させるために行われる工事です。

耐震補強工事による基礎の補強工事では、基礎部分に補強材料を追加し、地震時に建物全体を支える安定な基礎を確保することによって、地震時の振動や変動に対応できるように設計された基礎補強が施されます。

耐震補強工事は地方自治体や市町村などで助成金を設けている場合がありますので、耐震補強工事についてご検討されている方は、お住いの地方自治体や市町村のHPなどをご参照ください。

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