コンクリートのジャンカとは?発生の原因と補修方法を解説

2022.4.22

コンクリートの打設不良によって起こる「ジャンカ」。見栄えが悪いだけでなく、コンクリートの強度の低下を招く可能性もあるので、発生したら適切に補修する必要があります。

  • ・ジャンカができる原因
  • ・どのような危険性があるか
  • ・ジャンカの補修方法

 

今回はこれらについて解説いたします。

コンクリートのジャンカとは?

ジャンカとは、コンクリートの打設後に骨材が一部に多く集まることでできる隙間が目立つ不良部分のことで、豆板(まめいた)と呼ばれることもあります。

打設工事が終わると養生期間を経て型枠を撤去しますが、その時点で確認できる初期の不具合です。

コンクリートにジャンカができる原因

ジャンカができる原因は、大きく2つです。

  • ・材料分離
  • ・しめ固め不足

 

これらはいずれもコンクリート打設時に生じることになります。

そもそもコンクリートは、骨材同士をセメントペーストで結合してつくられたものです。それぞれ比重が異なることから、流動させると重いものは沈み、逆に軽いものは浮き上がるため分離してしまうことがあります。

特に打設時の水平方向への移動距離が長くなったり、落下高があったりするような環境では、材料が分離して骨材が一部に集中してしやすくなります。

また、流動性が不足すると充填しきれない部分が生じますが、流し込み後には振動棒(バイブレーター)を使ってしめ固める作業が必要です。しかし振動棒(バイブレーター)で長く振動を与え過ぎると骨材が沈み、上下で材料分離が生じてしまうこともあるため、施工にはコツが必要になります。

ジャンカの問題点

見栄えが悪い

隙間が多くできることで砂利が表面にも確認できる状態にあるため、誰の目にも品質が十分でないことがわかります。

ジャンカにも程度がありますが、とくにひどいときは叩くと骨材が剥落したり、あるいは鉄筋が露出したりする場合もあります。

耐久性が劣ったり爆裂を起こす可能性も

ジャンカがひどい場合、コンクリートが持つ本来の性能を発揮できない可能性があります。

正常な部分よりも密度が低く耐久性が劣ること、また中性化の影響を受けやすいことなどがその理由です。

中性化とは、本来アルカリ性を保っているコンクリート内部が、空気中に炭酸ガスと反応して表面から徐々にアルカリ性を失う現象のことをいいます。

中性化が進行して鉄筋まで及ぶと錆びてしまうことがあり、そうなると膨張して内側からコンクリートを破壊する「爆裂」を起こすため非常に注意が必要です。

コンクリートジャンカの補修方法

ジャンカができてしまった場合、必ず適切に補修する必要があります。補修方法は、ジャンカの度合いによって変わります。

叩いても骨材が剥落しない程度

ポリマーセメントモルタルなどの補修材を充填します。

叩くと一部でも骨材が落ちてくる場合

脆弱な部分を取り除いたうえで補修します。

脆弱部分が残ると補修後にひび割れが起こりやすく、中性化が加速する恐れがあるからです。

内部にまで隙間が多く広範囲に脆弱な部分が見られる場合

はつり落としてその部分に新たなコンクリートを打設し直すことも必要になるでしょう。

なお、コンクリートの詳しい補修方法については下記の記事を参考にしてください。

 

ジャンカが出来ないような施工を!

コンクリートのジャンカは、比較的よく見られる不具合のひとつです。

対策として重要なことは、ジャンカができないような施工をするということで、意識して取り組むことで多くは防げます。

その上で出来てしまった場合は、強度の低下を招く症状でもあるため放置するのではなく適切に補修しなくてはなりません。

弊社では、コンクリートのひび割れ補修など、建物を守るためのメンテナンス、材料販売を行っております。

 

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