外壁材の主流サイディングってなに?4つの種類とその特徴を解説

2020.7.6

 

現在、住宅の外壁材で最も多くのシェアを占めているのは「サイディング」です。

「サイディング」とは、外壁に使用する板状の建材のことをいいますが、大きく4つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。

「サイディング」が登場するまでの主流といえば「モルタル」でした。

しかし、施工性に優れ、短工期で完成できるなどメリットが多いこともあり、高度成長期の住宅増加にともなって急速に需要を拡大した経緯があります。

「サイディング」は、常に紫外線や風雨にさらされる過酷な環境にあり、劣化に伴って塗り替えや張り替えなどのメンテナンスが必要です。

今回は、「サイディング」の4つの種類について、それぞれの特徴を解説します。

 

サイディングの種類は4種類

サイディングの種類は大きく4種類です。

  • ・窯業サイディング
  • ・金属サイディング
  • ・樹脂サイディング
  • ・木質サイディング

 

以上の4種類で、新築住宅で使う外壁材の80%以上を占めていますが、なかでも窯業サイディングが圧倒的に多くなります。

 

サイディングの種類①:窯業サイディング

窯業サイディングは、セメントと木質繊維を主原料として板状に成型した外壁材で、新築住宅の市場で最も多くのシェアを占めています。

おもな特徴は以下の通りです。

  • ・初期コストが安い
  • ・デザインが豊富
  • ・施工実績が多い

 

窯業サイディングは比較的材料コストが安く、また施工性のよさから工期も短く施工コストを抑えられるため、初期コストが安くなります。

そしてデザインのクオリティは高く、色や柄などバリエーションは豊富です。

また最も多くのシェアを占めることから施工できる業者は非常に多く、業界としてもさまざまな知識とノウハウの蓄積があります。

 

サイディングの種類②:金属サイディング

金属サイディングは、金属製の板を成型し、おもに断熱材を裏打ちして一体化している外壁材で、外壁リフォームでは非常に多く採用されています。

おもな特徴は以下の通りです。

  • ・耐久性に優れる
  • ・断熱性に優れる
  • ・軽い

 

金属サイディングの金属板にはガルバリウム鋼板など非常に錆びにくく耐久性の高い素材を使っています。

ひび割れや破損もないため、長期的に美しい外観を維持できるでしょう。

そして断熱材を裏打ちしていることと、通気工法によって通気層を確保することなどから高い断熱性を発揮します。

また材料が非常に軽いことも大きな特徴で、施工性を高めるだけでなく建物への負荷を軽減して耐震化にも寄与します。

 

サイディングの種類③:樹脂サイディング

樹脂サイディングは、塩ビ樹脂を主原料とする外壁材です。

アメリカの住宅で主流となっているのが樹脂サイディングですが、日本国内ではわずか1~2%程度といわれています。

おもな特徴は以下の通りです。

  • ・耐久性に優れる
  • ・メンテナンス性に優れる
  • ・軽い

 

樹脂サイディングは、材料の耐久性が非常に高いだけでなく、シーリングの施工を必要としないため、シーリング劣化を心配する必要がありません。

そして顔料が練り込んで製造していることから、ほとんど変色することなくメンテナンスが楽です。

しかも軽いため金属サイディング同様に耐震化に有利です。

 

サイディングの種類④:木質サイディング

木質サイディングは、天然の木材をそのまま成型した外壁材です。

防火や防水の観点から需要は限定されますが、近年では性能向上を図ったものが多く登場しており、一部でニーズが高まっています。

おもな特徴は以下の通りです。

  • ・断熱性に優れる
  • ・独特の風合いがある

 

木質サイディングは、木の特徴でもある断熱性に優れます。

また無垢材独特の風合いや素材の持つ温かみは、大きな魅力といえるでしょう。

 

サイディングの種類:まとめ

サイディングは、さまざまな機能を有しており、また高いコストパフォーマンスを発揮することから外壁材として圧倒的なシェアを占めています。

しかし、いずれ必ず劣化するためメンテナンスが必要です。

とくに窯業サイディングなどは、表面の塗装や目地のシーリングなどが劣化しやすく、10年程度を目安に塗り替え、打ち替えをしなくてはいけません。

適切なメンテナンスをすることで、長く快適に、そして安全に暮らせるわけです。

住宅の外壁メンテナンスに関することは、お気軽にご相談ください。