COLUMN 建物トラブル解決コラム

2026.2.2

シリコン?フッ素?一軒家塗装で選ぶべき「塗料の種類」とコスパの比較

塗装、外装工事

一軒家のメンテナンスにおいて、最も大きな決断の一つが外壁塗装です。
そして、その良し悪しを左右するのが塗料選びです。

「シリコンにすべきか、それとも高価なフッ素にすべきか……」と悩まれる方は非常に多いですが、実は「高い塗料=正解」とは限りません。
一軒家の塗装を成功させる鍵は、予算と将来のメンテナンス計画を照らし合わせ、最も「コストパフォーマンス(コスパ)」が良いものを選ぶことにあります。

本記事では、主要な塗料の特徴を比較しながら、あなたの一軒家に最適な塗料の選び方を徹底解説します。

そもそも一軒家の塗装で塗料選びが重要な理由とは?

一軒家の塗装は、単に見た目を綺麗にするためだけのものではありません。
最大の目的は、雨や紫外線から建物を守る「防水・保護機能」の再生です。

塗料にはそれぞれ「耐用年数」があり、これを基準に次のメンテナンス時期が決まります。
例えば、安い塗料を選んで初期費用を抑えても、数年で剥がれてしまえば、足場代などの諸経費が二重にかかり、結果的に損をしてしまうこともあります。
逆に、あと10年で手放す予定の家に、20年もつ超高耐久塗料を塗るのはオーバースペックと言えるでしょう。

「今、この家をあと何年持たせたいのか」を基準に据えることが、賢い塗装への第一歩です。

一軒家の塗装で主流となっている4つの塗料を徹底比較

現在、日本の一軒家塗装で一般的に使用されている塗料は、大きく分けて「アクリル」「ウレタン」「シリコン」「フッ素」の4種類です。
それぞれの特徴とコスパを見ていきましょう。

1.アクリル塗料(耐用年数:5〜7年)

かつては主流でしたが、現在は一軒家の外壁塗装で使われることは少なくなりました。
価格は最も安いですが、紫外線に弱く、すぐに色あせやひび割れが起きてしまいます。
頻繁に色を変えたい店舗などには向いていますが、長く住む自宅には不向きです。

2.ウレタン塗料(耐用年数:8〜10年)

密着性が高く、柔らかい性質を持っているため、細かなひび割れが起きやすい箇所や、複雑な形状の部位に適しています。
シリコンより安価ですが、現代の住宅メンテナンスにおいては「少し寿命が短い」と感じる場面が多いでしょう。

3.シリコン塗料(耐用年数:10〜15年)

現在、一軒家の塗装で最も人気がある「定番」の塗料です。
価格と耐久性のバランスが非常に良く、汚れを弾く性質があるため、美観も長く保てます。
特別なこだわりがなければ、シリコンを選んでおけば間違いありません。

4.フッ素塗料(耐用年数:15〜20年)

東京スカイツリーなどの大型構造物にも使われる、非常に耐久性の高い塗料です。
価格は高めですが、塗り替えの回数を劇的に減らせるため、長期的な視点ではコスパが良くなります。
「一度の工事でできるだけ長く持たせたい」という方におすすめです。

シリコンとフッ素はどちらが得?一軒家の塗装におけるコスパの考え方

多くの方が悩む「シリコン vs フッ素」の選択。
ここで重要なのが、ライフサイクルコストという考え方です。

一軒家の塗装費用には、塗料代のほかに「足場代」「人件費」「養生代」などが含まれます。
実は、これらの「諸経費」はどの塗料を選んでも変わりません。

・シリコンの場合: 30年間で3回の工事が必要(10年×3回)
・フッ素の場合: 30年間で2回の工事で済む(15年×2回)

フッ素は1回あたりの塗料代は高いものの、高額な「足場代」を払う回数を1回減らせるため、30年という長期スパンで見ると、フッ素の方がトータルで数十万円安くなるケースが多いのです。

専門家が教える一軒家の塗装で後悔しないための選び方のコツ

塗料のグレードを決める際には、以下の3つのポイントをチェックしてください。

1.期待耐用年数を確認する

カタログに記載されている年数はあくまで目安です。
日当たりの強さや海の近くといった立地条件によって前後するため、施工業者に「この家なら何年持ちそうか」を具体的に聞き出しましょう。

2.ラジカル制御形塗料という選択肢

最近はシリコン塗料の中に「ラジカル制御」という機能が付いたものがあります。
これは塗料を劣化させる原因(ラジカル)を抑制する技術で、シリコン並みの価格でフッ素に近い耐久性を発揮することもあり、今最もコスパが良いと言われています。

3.屋根と外壁のグレードを合わせる

意外と見落としがちなのが、屋根と外壁のバランスです。
屋根は外壁よりも直射日光が強く当たるため、劣化が早いです。
外壁をシリコンにするなら、屋根にはワンランク上のフッ素を使うなど、次のメンテナンス時期が同時期に来るように調整するのがプロの技です。

あなたの一軒家の塗装に最適な塗料は?

一軒家の塗装は、決して安い買い物ではありません。
だからこそ、表面上の価格だけでなく「次回の塗装が何年後になるか」という時間軸で考えることが、失敗しない唯一の方法です。

まずは信頼できる業者に、今の壁の状態を診断してもらい、自分のライフプランに合った見積もりを2〜3パターン出してもらうことから始めてみましょう。

 

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