築3年の住宅のベランダにひび割れ発生!その原因とは一体?

2022.3.14

3年で劣化が出る防水は不良工事です。

先日問い合わせをいただきました。

「一般住宅ベランダ防水にひび割れが出ました。心配です。すぐに修理するべきでしょうか。築3年です」

建築してから3年で防水にひび割れが発生するのは不良工事が原因と思われます。

塗料や防水が、紫外線、雨や風で劣化するのはご存知だと思います。

しかし、そのような状況でも耐久年数は塗装で5年(すぐにダメになるわけではなく色が抜けてくる目安)、防水工事は通常保証が出ているので10年です。

防水工法の種類

ウレタン防水

防水工事の費用:3,500~7,500円/㎡
耐用年数:8~12年
特徴:ウレタン防水は液体状のウレタン樹脂を塗ることで防水層を形成し雨水の浸入を防ぐ工法。

シート防水

防水工事の費用:2,000円~7,500円/㎡
耐用年数:10~15年
特徴:塩ビ製などのシートを床に貼り付けることで雨水の浸入を防ぐ工法。

FRP防水

防水工事の費用:5,000~7,000円/㎡
耐用年数:10~15年
特徴:FRP(ガラス繊維を含んだ強化プラスチック)の上に樹脂を塗ることで防水層を形成し雨水の浸入を防ぐ工法。

更に詳しい内容はこちらをご参照ください。
ベランダからの雨漏りは放っておいたら危険?防水工事の種類と費用相場

今回のケースは、まだ雨漏りはしていませんがベランダ床に縦横のひび割れが発生。

また表面の塗料も部分的にはがれていました。

床の防水が縦横にひび割れしているのは下地の合板のつなぎ目です。

そのつなぎ目の処置が不十分なためすぐにひび割れが現れてしまったと思われます。

通常、合板のつなぎ目には先に補強塗りを行います。

その補強が行われないまま防水を一掃塗ってしまっただけだったのですぐにひび割れが現れてしまったのです。

今回は建築して3年という間もない期間なのでハウスメーカーへお話しすれば無償で修理してくれるはずとアドバイスしました。

かけなくてもよい費用はかけないようにしましょう。

また、そのお客様は劣化の原因が紫外線と言うことから、ベランダに屋根をつけようかと思っているとお話しされていました。

夕立など急な雨が降って来た場合には洗濯物が濡れる心配がなくなりますし、雨の日に窓を開けていても多少の雨なら吹き込んでくるのを防ぐことはできますので、生活スタイルによってはメリットがあると言えます。

ただ最近では、浴室乾燥機や洗濯乾燥機をお使いのご家庭が増えておりますので、洗濯物をベランダに干していないという場合もあるかと思います。

そのためベランダの屋根を設置する目的がベランダ防水の維持だけであれば、雨風を完全に防げるわけではないのであまりおすすめはできません。

新設したベランダの屋根も経年劣化によって建付けが悪くなる場合がありますので、こちらも定期的なメンテナンスやリフォームが必要となります。

何十万とかけなくてもよい費用をかけることになるので、より無駄です。

また、強く風が吹いた際に、ベランダの屋根がガタガタと音を立てる場合があります。

施工不良や経年劣化によって、大型台風などが発生した際に屋根が飛ばされてしまう恐れがあるほか、家とのジョイント部分が破損することで建物自体にも被害が出る恐れもあります。

家を保護するつもりで設置したものが、かえって家を痛める原因になってしまうことになりかねませんので、ベランダに屋根を設置するという場合には業者選びが重要です。

建物は引き渡しが終わればメンテナンスを全て自分でやろうとせず、まずは保証期間は何年なのか?本当に自分が負担するべきものなのか?を調べてから工事を検討するようにしてください。

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