夏のゲリラ豪雨に備えて外壁塗装をご検討されている方もいらっしゃるかと思いますが、梅雨の時期にかぶってしまわないかご不安な方も多いと思います。

そこで今回は、「雨天時の外壁塗装」について紹介していきたいと思います。

外壁塗装は雨でも行える？

外壁塗装作業は天候に左右されるため、雨の日には通常行われません。

主な理由は以下の通りです。

1．雨の影響で塗料が薄くなったり、ムラができたりする可能性がある
2．湿気が多いと塗料の乾燥が遅れ、十分な密着性が得られない
3．足場が滑りやすくなり、作業者の安全が守れない
4．雨に濡れた外壁面に塗装すると密着不良を起こす可能性がある

雨による品質低下やトラブルを避けるため、ほとんどの業者は雨の日は外壁塗装を控えることが一般的です。

外壁塗装は梅雨の時期でも問題ない？

外壁塗装は基本的に晴れた日に行うのが好ましいのですが、梅雨の時期でも可能な場合があります。

ただし、雨の日や高湿度の日は避けたほうが無難です。

外壁塗装を行う際には、塗料が十分に乾燥することが大切です。

梅雨の時期は湿度が高く、雨が降りやすいため、塗料が乾きにくくなります。

また、湿度が高いと塗料の密着性や仕上がりにも影響を与える可能性があります。

そのため、梅雨の時期に外壁塗装を行う場合は、天候を見極めて専門家のアドバイスを受けることが重要です。

梅雨の時期の外壁塗装は安くなるって本当？

梅雨の時期に外壁塗装を依頼すると安くなる場合があります。

理由としては以下の３点が挙げられます。

① 需要の低下
梅雨の時期は雨が多く、塗装業者の仕事の遂行が難しくなります。そのため、需要が減少し、業者側は仕事を確保するために料金を下げることがあります。

② 業者の負担軽減
梅雨の時期は塗装業者にとっても作業が難しくなります。作業が中断されることが多く、スケジュールが大幅に遅れる可能性があることから、業者側は仕事を確保するために料金を下げ、効率的に仕事を進めようとする場合があります。

③ キャンペーンや割引
梅雨の時期は塗装業者がキャンペーンや割引を行うことがあります。需要を刺激し、仕事を獲得するための手段として価格を引き下げることがあります。

ただし、安いという理由だけで契約するのはおすすめできません。

安い見積もりで契約を取り付け、工事が始まった後に追加料金を請求したり、安い材料や不適切な手法で工事を行う悪徳業者による被害が年々増加しているためです。

外壁塗装工事を安心して進めていただくには、信頼できる業者を選ぶことが最も重要と言えます。

雨の日に外壁塗装を行う業者は悪徳業者？

一部の業者では簡易な屋根設置などで対応する場合もありますが、雨天時に無理やり外壁塗装を行うような業者の場合、悪徳業者の可能性が高いと言えるでしょう。

外壁塗装は天候の影響を受けやすい作業であり、雨の中で行うことは品質に大きな影響を与えます。

雨の日に塗装を行うと、塗料がうまく乾燥せずに不均一な仕上がりや剥がれの原因となる可能性が高まりますし、湿気や水分が壁の内部に侵入してしまうと、耐久性や美観に悪影響を与える恐れも出てきます。

そのため、雨の日に外壁塗装を強行しようとする業者は信頼性に欠けると言わざるを得ません。

外壁塗装は雨の日が少ない春から秋がおすすめ

外壁塗装におすすめの季節は春から秋にかけての乾燥した季節です。

具体的には、4月から10月の間が適しています。

理由は湿度が比較的低く、雨の日が少ないため、塗料が素早く乾燥しやすいからです。

さらに、春から秋にかけては日照時間が長く、作業時間も確保しやすいです。

外壁塗装作業には日差しがあることが好ましいため、日照時間の長い季節が適しています。