COLUMN 建物トラブル解決コラム

2025.10.7

秋の始まりにチェック!10月の台風対策と家の寿命を延ばすメンテナンス

塗装、外装工事

秋の訪れとともに、気候が穏やかになる10月。
しかし、日本ではこの時期も油断できません。
実は、10月は台風の上陸がまだ続く季節。
夏の猛暑で傷んだ家が、強風や豪雨でさらなるダメージを受けることもあります。
そこで今回は、「10月の台風対策」と「家の寿命を延ばすメンテナンス」について、今すぐ実践できるポイントを詳しく解説します。

台風対策の基本を見直す-10月こそ再確認したいポイント-

10月は、台風シーズンの終盤にあたります。
ピークを過ぎたとはいえ、勢力の強い台風が発生・上陸することも多く、油断は禁物です。
夏場に比べて気温が下がり、雨風の影響で一気に家の傷みが進行する可能性もあります。
そのため、10月の台風対策では「再点検」と「予防修繕」がカギになります。

まず見直したいのは、屋根と雨どいの状態です。
瓦やスレートの浮き・ひび割れ、釘の緩みなどがあると、台風の強風で飛ばされる危険があります。
雨どいも、夏の落ち葉や砂ぼこりで詰まりやすく、排水が滞ることで雨水が外壁や基礎に流れ込み、家の劣化を早めます。
外から見て異常がないようでも、脚立での確認や専門業者の目視点検をおすすめします。

次に重要なのが窓まわりとシャッターです。
台風時には、風圧や飛来物によって窓ガラスが割れる事故も多く報告されています。
サッシの隙間からの雨水侵入を防ぐため、ゴムパッキンの劣化やゆるみを確認しましょう。
シャッターがついている場合は、スムーズに開閉できるか、レールにゴミが詰まっていないかも要チェックです。

10月のメンテナンスで差がつく-季節の変わり目にやるべきこと-

10月は、気温や湿度が落ち着くため、メンテナンスに最適な時期です。
夏の猛暑で傷んだ外装や設備を修繕することで、冬への備えにもなります。
特に「台風の被害がなかったから大丈夫」と放置してしまうと、後々大きなトラブルにつながるケースも少なくありません。

外壁のメンテナンスでは、ヒビ割れや塗装の剥がれを確認しましょう。
外壁の塗膜は防水の役割を果たしていますが、経年劣化でその性能が低下します。
10月に点検し、必要に応じて部分補修をしておくことで、雨水の侵入や凍害を防ぐことができます。

ベランダやバルコニーの排水溝も見逃せません。
ここに落ち葉やゴミが溜まると、台風時に水があふれ、室内に浸水することがあります。
排水口の掃除や、防水シートの剥がれのチェックを行っておきましょう。

さらに、給湯器やエアコンの室外機もメンテナンスの対象です。
台風の風で飛んできた砂やゴミが詰まると、性能低下や故障の原因になります。
ブラシやホースで軽く掃除するだけでも効果的です。
10月は気候が安定しているため、業者に依頼して点検を受けるにも最適な時期です。

台風と10月の気候がもたらす住宅への影響を理解する

台風と10月の気候は、住宅の耐久性に大きな影響を与えます。
特に、湿気と温度差が家の寿命を縮める要因です。
台風による雨風で湿気がこもり、その後の冷え込みで結露が発生すると、木材の腐食やカビの原因になります。

10月は昼夜の気温差が大きく、結露が発生しやすい季節でもあります。
窓の断熱性能を高める、換気をこまめに行うなど、室内環境を整えることも重要です。
また、台風時に濡れた外壁や屋根が乾ききらないうちに寒暖差が続くと、塗膜が剥離しやすくなります。
こうした小さな劣化が積み重なると、耐久年数を大きく縮めてしまうのです。

長持ちする家にするための10月メンテナンスのコツ

「壊れてから直す」のではなく、「壊れる前に整える」ことが、家の寿命を延ばす最大のポイントです。
10月のメンテナンスでは、以下のような点を意識しましょう。

1.屋根・外壁・雨どいを年に1回は点検する
台風後のダメージを早期発見。
修理費用の抑制にもつながります。

2.シーリング材の劣化をチェックする
外壁のつなぎ目のゴム状の部分が割れていると、そこから水が侵入します。

3.家のまわりの環境整備を行う
植木の剪定や物置の固定など、台風時の飛来物を減らす工夫を。

4.防災グッズの再確認も忘れずに
停電や断水に備えて、懐中電灯・飲料水・簡易トイレなどを点検しましょう。

特に、屋根や外壁のように高所作業が必要な場所は、自分で無理をせず専門業者に依頼するのが安全です。

台風シーズンの終盤にこそ10月メンテナンスで安心を

台風被害は「発生してから対応する」よりも、「事前準備」で防げることが多いものです。
10月は気候も安定し、作業がしやすい絶好のタイミング。
小さな点検・清掃を積み重ねるだけで、家の寿命を大きく延ばすことができます。

屋根、外壁、雨どい、窓、設備…それぞれのチェックが、次の一年を快適に、そして安心して過ごすための大切なステップになります。

秋の始まりにこそ、家としっかり向き合う時間を。
10月の台風対策とメンテナンスで、あなたの大切な住まいを長く守りましょう。

 

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