COLUMN 建物トラブル解決コラム

2021.7.9

屋根から雨漏りが…!自分で修理できる?修理費用の相場はどれくらい?

雨漏り、防水、シーリング

日本でもここ数年大きな被害をもたらしているものに線状降水帯があります。

今年の6月17日から線状降水帯が発生したとみられる場合「顕著な大雨に関する情報」が発表されるようになりました。

運用開始からまだ1か月も経っていないのにもかかわらず、すでに何度か発表されていることからも、今しばらくは大雨に警戒する必要がありそうです。

大雨になると心配になるのが雨漏り被害です。

雨漏りは自然に直ることはありません。

一度しか発生していない場合でも必ずどこかから雨水が侵入していることになり、今後も同じ場所から雨漏りをする恐れがあります。

それは、室内に達していないだけで内部に雨水が溜まっていることも十分に考えられます。

被害が小さい内であれば雨漏りの侵入経路を塞ぐだけで補修が完了しますが、雨漏り被害が拡大してしまうと、大規模な修繕工事が必要になってしまう可能性もあります。

雨漏りに気が付きましたらなるべく早急に専門の業者に相談しましょう。

屋根から雨漏りした場合の修理費用相場

雨漏りしている箇所だけ部分補修をするといった場合の修理費用相場はおよそ10万円程度です。

しかし屋根全体が劣化しており全面補修が必要となる場合は100~200万程度(※約30坪あたり)かかる場合があります。

既存の屋根の状態がさほど酷くない状態であれば、既存の屋根材に金属屋根でカバーするカバー工法を採用することができます。

でも、雨漏りが発生している状態となるとすでに屋根の下地が傷んでいる恐れもあり、その状態で金属屋根を固定しようとしても固持力が発揮できません。

もし台風などが発生した際に屋根が吹き飛ばされてしまう恐れも出てきます。

国土交通省の所管する公益法人の住宅リフォーム・紛争処理支援センターには、リフォームなどのトラブルに関する相談窓口が開設されています。

2019年に最も多かった相談数1位がなんと屋根の剥がれ、2位が雨漏りだったそうです。

屋根を葺き替えるとなると100~200万円程度かかってしまうのに対し、カバー工法であれば70~150万円程度で済みます。

費用面から考えてカバー工法を希望される方も少なくありませんが、すぐに再工事となってしまったら元も子もありません。

実際にカバー工法で屋根の修繕工事を行った翌年に台風の影響で屋根が剥がれてしまい、葺き替え工事が必要になってしまったというケースも起こっています。

自然災害が発生した際はメーカーや業者は免責となり、仮に業者の施工ミスがあったとしても立証するのが困難な場合がほとんどです。

近年今までにない大型台風やゲリラ豪雨、突風被害など全国各地で被害が発生しています。

屋根の状況や今後あとどれくらいお住まいになるのかを鑑みて、専門の業者にご相談されることをおすすめします。

屋根から雨漏りした場合自分で修理できる?

雨漏りを発見した際、まずはブルーシートで被うなど自力で修理を試みる方もいると思います。

しかし、高所での作業は二次被害をもたらす可能性があり、また釘を打つことで雨漏り箇所を増やしてしまったり、コーキングを補填したことで雨水の経路が変わってしまったり、雨漏り被害が悪化してしまう恐れもあります。

また、雨漏りが発生した際、まず最初に行うのが発生箇所を突き止める作業になるのですが、雨漏りの発生箇所は天井のシミの真上からとは限りません。

建物内部に侵入した雨は建材の傾斜を伝って降りてきますので、シミの発生箇所よりも上の方で雨漏りが発生していることが多いのです。

雨漏りが発生したら早めに対処することが大切です。

弊社では雨漏りの応急処置を無料にて承っております。

まずはお気軽にご相談ください。

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