COLUMN 建物トラブル解決コラム

2020.12.25

外壁塗装で助成金や補助金は使えるの?【仙台市の外壁塗装の助成金・補助金】

塗装、外装工事

外壁塗装の工事費用はおよそ80万~150万円程度が目安となります。

足場の設置が必要な工事だけに高額になりやすく、少しでも費用を抑えたいと考える方も多いのではないでしょうか?

しかし、安さをウリにしている業者に頼んでしまうと、「たった3年で塗り替えが必要になってしまった…」ということになってしまったら本末転倒です。

そこでおすすめしたいのが、助成金・補助金制度です。

外壁塗装工事は、一定の条件を満たすことで各自治体から助成金(補助金)を出してもらえる場合があります。

そこで今回は、外壁塗装工事に関する助成金・補助金の対象や条件等について、また仙台市の助成金についてもご紹介したいと思います。

 

【外壁塗装】助成金や補助金を受け取る条件とは?

各自治体では、外壁塗装で利用できる助成金や補助金の制度が用意されていますが、一定の条件を満たさなければ受け取ることはできません。

外壁塗装で助成金や補助金を受け取るためのおもな条件とは以下の通りです。

助成金・補助金のおもな条件
  • ・対象地域内に住宅があること
  • ・対象区域内に住民登録していること
  • ・対象区域内の住宅を所有していること
  • ・対象地域内の業者に施工を依頼すること
  • ・税金を滞納していないこと
  • ・過去に助成を受けていないこと
  • ・外壁・屋根の塗装が助成の範囲であること
  • ・建築基準法に沿った住宅であること
  • ・施工前に申請し許可を受けてから施工を開始すること

 

ちなみに、外壁や屋根の塗装工事に関する助成金・補助金は、国の制度ではなく居住している自治体に設けられた制度です。

そのため、各自治体によって上限や条件が異なります。

詳しくは各自治体のHP等を確認してください。

また外壁塗装で助成金や補助金が利用できる制度は、以下の通り大きく2つのケースがあります。

  • ・省エネリフォームの制度
  • ・一般リフォームの制度

 

省エネリフォームの制度

省エネリフォームとは、おもに住宅の断熱性能を高め、エネルギー消費を抑えることを目的としたリフォームのことです。

外壁塗装による省エネリフォームは、「遮熱塗装」や「断熱塗装」などが対象になります。

よって、省エネリフォームの助成金・補助金制度を利用して外壁塗装をする場合は、「遮熱塗装」や「断熱塗装」によるリフォームを行うことがおもな条件となります。

 

一般リフォームの制度

各自治体では、リフォームに対する助成金や補助金制度が多くあり、なかには外壁塗装が対象となるケースもあります。

例えば、地域で暮らす人が安心して生活を送れるための「定住支援制度」では、増築や改築工事、さらには外壁や屋根の塗装工事が対象になる場合もあります。

 

【外壁塗装】助成金と補助金の違いとは?

助成金制度と補助金制度は混同されることもありますが、実は異なるものです。

いずれの制度も後から返済を要求されることはありませんが、違うものであることは理解しておくとよいでしょう。

それぞれの制度の違いについて簡単に解説いたします。

 

助成金制度

条件を満たすことで受け取れる制度です。

自治体によっては、指定された塗料を使うなどの条件が定められている場合があります。

 

補助金制度

審査を受け合格することで受け取れる制度です。

決められた期間内に申請する必要があり、予算がなくなり次第終了してしまいます。

助成金よりも条件が厳しい分、支給金額が高めに設定されている傾向にあります。

 

【外壁塗装】自治体が助成金や補助金を出してくれる理由

自治体の助成金・補助金が利用できる制度の多くは省エネに関するリフォームです。

これは、エネルギー消費が抑えるとCO2(二酸化炭素)の排出を減らせるためで、そのことによって地域の環境改善につながるのです。

例えば、東京都千代田区では「ヒートアイランド対策助成」という制度があります。

この制度は、千代田区内で行われる都市部のヒートアイランド現象緩和に寄与する事業に助成金を交付するものです。

助成の目的とは、地球温暖化防止や都市景観の向上など、良好な生活環境の保全および改善を図ることになります。

その他にも東京都足立区では、「省エネリフォーム補助金」という制度があります。

この制度は、足立区内の既存の建物住宅に省エネルギー化を目的とした改修を行った方に対し、予算の範囲内でその費用の一部を補助するものです。

補助の目的とは、住宅の省エネルギー化の普及促進を図り、低炭素社会構築に向けた環境にやさしいまちづくりに寄与することになります。

その他にも、「区内の業者が工事を行うこと」が条件になっているものもあり、地域経済の活性化という意味でも大きな役割を果たしています。

このように、自治体が助成金(補助金)を出してくれる理由は、地域全体をより良くするという目的があるほか、環境問題への取り組みの一貫でもあるのです。

 

【外壁塗装】仙台市の助成金・補助金情報

2021年5月時点で、仙台市における外壁塗装に関する助成金・補助金制度はありません。

今後、新たな制度が用意される可能性もあるため利用したい場合は、「宮城県公式Webサイト:補助金等」をこまめにチェックしてみるとよいでしょう。

 

【外壁塗装】助成金・補助金:まとめ

外壁塗装では、助成金や補助金が使える場合がありますが、自治体ごとにその内容は異なるため気になる場合はそれぞれ確認してみてください。

また、助成金・補助金制度以外にも、お得に外壁塗装を行う方法として火災保険を使うことを薦める業者や、足場代無料などを謳ってくる業者も存在します。

しかし、安いからといって安易に飛びつくのは非常に危険です。

火災保険には風災と呼ばれる項目があり、保険の適用範囲のことしかしてくれなかったり、適用外の部分の工事費用を請求されたりなど、トラブルになるケースも少なくありません。

なお、火災保険と風災に関する詳しい内容は「雨漏り修理は火災保険が使える?対象になる原因とならない原因は?」の記事を参考にしてください。

そして足場代無料をウリにしている業者は、その他の項目に費用を上乗せしている可能性が高いため、見積書で提示された金額を鵜呑みにしてはいけません。

提示された金額が適正金額なのかを見極めるためには、複数の業者に見積もりを依頼することが大切です。

弊社では部位、劣化の程度、ご予算に応じて最適な修理方法をご提案します。

ご相談お見積りは無料ですので、詳しくはお電話、メール、LINEでご相談ください。

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