外壁タイルの「浮き」の3つの調査方法と3つの補修方法とは?

2020年1月27日


マンションの外壁タイルは経年によって「浮き」の症状が現れることがあります。

タイルの「浮き」を放置することは、マンションの住人だけでなく第三者を巻き込んだ落下事故につながるなど非常に大きなリスクをはらんでいるのです。

タイルが落下してから対応するようでは遅く、早期の発見と早期の補修がキモになります。

今回は、マンションの外壁タイルの「浮き」を発見する3つの調査方法と、落下を防ぐ3つの補修方法をご紹介したいと思います。

<外壁タイルの浮きを発見する3つの調査方法とは>

マンションの外壁タイルの浮きを発見するには、適切な調査が必要です。

浮きを見落とすことがないよう、建物に精通した専門家によって確実な調査が実施されなくてはいけません。

代表的な調査方法はおもに3つです。

・目視調査

・打診調査

・赤外線調査

それぞれの調査について、その内容を解説いたします。

●目視調査

まずは劣化や地震、施工不良などさまざまな原因で起こる浮きなどの症状を目視で発見します。

外壁タイルや目地の浮きやひび割れの確認や、その他にもコンクリート面のひび割れや鉄筋露出の有無、コーキングの劣化状況などの調査ができます。

●打診調査

打診調査は「打診棒」や「打診ハンマー」を使い、タイルを実際にたたいた時に発する音で判断します。

浮きがある場所とない場所では音色が異なるため、音の違いを見きわめます。

目視では確認できないタイルの浮きも的確に発見できるなど、非常に精度の高い調査であることが特徴です。

なお手の届かない範囲の調査は足場の設置や高所作業車などが必要となります。

●赤外線調査

赤外線調査は、専用のカメラで撮影し、データを解析することでタイルの浮きやひび割れなどの劣化を発見する調査です。

浮きがある場所では、タイル裏に空気層ができることで断熱の機能が働き、周辺と温度差が生じます。

赤外線カメラでその温度差を捉え、浮きやひび割れなどの劣化を発見します。

赤外線調査は非常に簡単で、足場を設置する必要がないことからコスト削減が可能ですが、天候や測定角度など作業条件によっては調査ができない場合もある点では注意が必要です。

赤外線調査

https://www.gaihekireform.com/latest-technology.html

<外壁タイルの落下を防ぐ3つの補修方法とは>

マンションの外壁タイルに浮きやひび割れなどが発見されたら、適切な補修を行う必要があります。

代表的なタイルの補修方法はおもに3つです。

・張り替え

・ピンニング工法

・ピンネット工法

それぞれの補修方法について、その内容を解説いたします。

●張り替え

タイルにひび割れなどがある場合、それらを部分的に剥がし新しいタイルと張り替えを行います。

タイルを剥がした後、コンクリート下地にもひび割れが発生している場合は、コンクリート補修もできるため、被害の拡大や再発の防止が可能です。

ただしタイルが新しくなると、古いタイルと色合いに違いが生じるなど、貼り替え部分が目立ってしまうこともあります。

●ピンニング工法

ピンニング工法とは、タイルの浮き部分にエポキシ樹脂を注入し固定する方法です。

まず浮きがあるタイルの目地に穴をあけ、注入ポンプを使ってエポキシ樹脂を注入します。

そしてエポキシ樹脂を充填した穴にアンカーピンを挿入し、パテなどで仕上げて完了です。

この方法は、外観がなにも変わることなく補修できることが特徴となります。

浮き注入用エポキシ樹脂

SSSボンド (ヤブ原産業株式会社)

http://www.yabuhara-ind.co.jp/product/injection/sss-bond.html

●ピンネット工法

ピンネット工法とは、既存のタイルとモルタルの層をコンクリート躯体にピンで固定し、ガラス繊維のネットとモルタルを併用して全体を覆う方法です。

覆ったモルタルには、新たに塗装仕上げを施すため、外観は以前とまったく違ったものに生まれ変わります。 全体をネットで覆い躯体としっかり一体化する方法であることから、完成後のタイル落下を心配する必要がなくなります。

参考

全日本外壁ピンネット工事業協同組合[JAPINA(ジャピナ)]

タケモルピンネット工法

http://www.japina.com/method/method01.html

<まとめ>

タイルの浮きは、リスク回避のためにも早期発見と早期補修が重要です。

適切な調査と適切な補修を実施することで、重大な事故を防止できます。

マンションの外壁タイルの浮き補修の相談、問い合わせなどございましたら、お気軽にご連絡ください。


ヤブ原産業株式会社仙台支店 支店長 横山浩(よこやまひろし)

外壁塗装アドバイザー。外壁塗装プロデュース業25年。手掛けた物件は、のべ1,300件以上。

1968年岩手県生まれ。農林水産省林野庁森林管理局勤務を経て、1993年ヤブ原産業入社。外壁塗装の専門家。

得意とする仕事は、良質な外壁塗装を通じた投資物件価値の維持。外壁塗装サイクルの改善、提案。外壁リフォームの総合プロデュースなど多岐に渡る。

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